「優しくされた恩返しに地域の活性化に貢献したい」。コロナ禍で「共助」に前向きな人々

不安な時期だからこそ高まる「共助」の価値

 今後の活動について北条さんは、次のように意気込みを語ってくれた。 「私が住んでいる地域では、ベビーカーが入れないお店やエレベーターがないお店も多々あります。子どもがまだ小さい頃、新しい場所に出掛ける時は、エレベーターの有無や、おむつ替えのできる場所、ベビーカーは入れるのかなどいちいち下調べをしてから外出していました。下調べだけでも疲れてしまい外出が億劫だったので、コロナ禍でより外出が億劫になってしまっているママさんパパさんの助けになるような情報を発信したいと思います」  紹介した3名がマチマチ公式地域レポーターをしようと思った理由や主な発信内容は異なるが、「地域に住む人の役に立ちたい」との気持ちは共通している。  コロナ禍で以前より地域に身を置くことが多い時期だからこそ、住人同士が支えあう「共助」の価値が高まっている。 <取材・文/薗部雄一>
1歳の男の子を持つパパライター。妻の産後うつをきっかけに働き方を見直し、子育てや働き方をテーマにした記事を多数書いている。
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