’17年を上回るバブル相場に突入!米ハイテク企業の買いも後押し。年内にビットコインは1000万円を超えるか

300万~400万円が押し目の目安に?

「’12年の最初の半減期では1000円から10万円へ100倍に、’16年の2回目は7万円から220万円へと30倍に値上がりしました。100倍から30倍へと半減期ごとに上昇率が細っていくことを考えると、3回目の’20年の半減期を経て期待される上昇幅の目安は9倍。半減期時点では90万円でしたから810万円になります」
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’12年の最初の半減期から1年ほどたった後、ビットコインは100倍に上昇。2回目は30倍に。そこから3回目の半減期後には9倍に上昇すると予想できる

 奇しくもヨーロピアン氏のターゲットも松田氏と一致した。 「コロナ禍が落ち着いても金融緩和は続きますからカネ余り相場が続き、年後半にもう一段の上昇はあると見ています。次の節目は1000万円。その手前800万円が当面のターゲットですし、オーバーシュートすれば1000万円に到達するかも。ただし足元の価格は明らかにバブル。いったんは下がる場面もあるでしょう」  直近では600万円をつけて弱含んでいる。戦略としては押し目買いを狙うべきだという。 「押し目の目安は今年1月の中心レンジだった300万~400万円。さらに下げて200万円台まで突っ込むようなら、2月の急騰局面で買った人たちが軒並み大きな含み損を抱え、調整が長期化する可能性もあるので、買いは控えたほうがよいでしょう」(多田氏)
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今年1月の調整局面でつけた300万~400万円が押し目の目安に。2月にかけての1か月で倍に値上がりしたことを考えれば、1000万円が年内の目標に

「バブル崩壊狙いのショート」という手も

 積極的にトレードする人なら「バブル崩壊狙いのショート」という手もある。 「バブルの最終局面で買われるのが海外では『シットコイン』と呼ばれる草コイン。投機性だけで取引される無価値な仮想通貨です。実際、今回も’17年バブルで急騰・暴落して低位安定していた草コインが『安いから』という理由だけで買われています(苦笑)。  ビットコインの調整に合わせてこれらも値下がりすることが予想されるので、海外取引所のFTXが設定している“シットコイン指数”先物をショートするといい稼ぎになるでしょう」(ヨーロピアン氏)  300万~400万円台で調整を続けた後、年後半に1000万円を目指すのがメインシナリオ。それを頭に叩き込んだうえで、次こそ急騰相場に乗るべし!
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仮想通貨のプロによる’21年ビットコイン予想
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