新たな話題作りか、内部分裂か? N国党党首・立花孝志が幹事長・上杉隆にスキャンダル報道の追い打ち

なぜ立花は上杉を後ろから撃ち始めたのか?

”公党の幹事長としては、不倫っていうのは、やはりダメです。違法行為にあたりますから。あの池田信夫さんっていう人が、なんか不倫は違法じゃないとか、テレビで平気でなんか言ってましたけど、違法ですからね。犯罪じゃないだけでね。そういうことを疑いがあるっていう状況で、僕がなぜこんなことを言ってるかというと、ちょっと情報があったら、本当欲しいんですよ、僕も”  日頃から「違法行為」と「犯罪」は違うと言って、NHKに受信料を支払わなくても「犯罪」じゃないからセーフだと主張している人間が、上杉隆の不倫については「ダメ」だと言ってしまうダブルスタンダード。しかも、証拠がないので証拠が欲しいと言ってしまうマヌケぶり。これから証拠を集めようというのに、国政政党の代表が、この段階で「不倫している」と言い出しているのだから、名誉毀損で訴えられたらよろしいのではないだろうか。  それにしても、立花孝志はなぜ上杉隆を背中から撃ち始めたのか。  長年にわたってN国ウォッチングを続けてきた私の見立てでは、籠池家の娘さんと立花孝志は、お金ではない何か別のことでモメているのではないだろうか。登場人物が誰一人信用ならない人間たちなので、誰の言葉を信じたらいいのかがわからないが、籠池泰典夫妻は「立花孝志から娘との偽装結婚を持ちかけられた」と述べており、今後、籠池家からとてつもない衝撃的な発言が飛び出してくる可能性もゼロではないと見ている。

N教党推薦を立花孝志と話し合った男

河合悠祐

河合悠祐のYou Tubeチャンネルより

 とうとう上杉隆幹事長のことも背中から撃ち始め、党内はかなりゴタゴタしているようだが、このタイミングで、3月21日投開票の千葉県知事選に立候補している泡沫候補の一人が、N教党の記者会見に出席し、N教党からの推薦や支持をもらうことについて、立花孝志と直接話し合いをした。それが、河合悠祐である。  河合悠祐は、顔面白塗りのピエロのような風貌で、「千葉県全体を夢と魔法の国にする党」なるものを立ち上げて立候補している。立花孝志を尊敬していると公言しており、立花孝志やスーパークレイジー君が東京都知事選を利用して知名度を上げている様子を見て、今回の千葉県知事選に立候補することを決意したのだという。  今回の千葉県知事選に、立花孝志の姿はなかった。4月25日に行われる予定の衆参補選には、北海道2区、長野県、広島県の各選挙区に候補者を立てる計画が進んでいるが、千葉県知事選は見送られた。昔なら確実に立候補してきたと思われるが、現在26連敗中ということもあって、選挙に対するモチベーションは上がらなくなっているのではないだろうか。かつては「選挙」に立候補することを何よりも重視していたN教党だが、無投票当選を除けば、1年以上も当選から遠ざかり、戸田市議選や和泉市議選のように、かなり力の入れた選挙でも落選。これでは選挙にやる気が出ないのは当然である。  しかし、そこに来てピエロ男が現れてしまった。選挙のお手本が「立花孝志」なので、YouTubeを使って知名度アップを図っているのだが、炎上させることが狙いなので、「コロナはただの風邪」と主張する国民主権党の平塚正幸のことを「まーくん」などと呼び、小バカにしながら、ウザガラみをする動画をアップしている。しかし、河合悠祐は人材派遣会社の社長であるはずだ。こんなに頭の悪い社長の下で働きたい人材がどれだけいるのかも分からないし、誰がこんな会社に発注するのだろう。これでは知名度は上がっても、最終的に収益が下がるような結果にしかならないのではないだろうか。  河合悠祐は、まさに立花孝志の選挙戦略をそのまま踏襲しているため、わざと届け出を遅らせることで、ポスターの右端の角を狙っていた。今回の千葉県知事選には8人が立候補しているため、8番をゲットする作戦だ。  ところが、平塚正幸も「元N教党」の人間のため、まったく同じ戦略で8番を狙っており、河合悠祐と平塚正幸がモメたのは、両者が少しでも届け出を遅くしようと思った結果、「オマエが先に行け」ということでモメたようである。そこに来て、嫌がる平塚正幸を追いかけて撮影しようとしているのだから、これもまた立花孝志と同じである。ちなみに、河合悠祐は千葉県知事選だからといって、必ずしも千葉県内で選挙活動をやる必要はないと話しており、秋葉原や渋谷などの人が多いところで選挙運動をすることも検討しているという。これもまた立花孝志の戦略である。  つまり、今回の千葉県知事選では、純粋なN教党員こそ立候補しなかったものの、立花孝志のDNAをしっかり受け継いだN教信者たちが立候補しており、千葉県知事選をより酷いものにしている。
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危機感ゆえの焦りか? 立花孝志の行動が過激化
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