大和ハウスが水力発電事業参入を発表。企業も注目する再生可能エネルギー
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天候に左右されやすい風力や太陽光だけでなく水力発電事業に積極的に取り組むことで、安定供給を目指し、電力小売事業の拡大を目指すという。
<文/HBO取材班>
2月4日、大和ハウス工業が東芝と組んで水力発電事業に参入すると発表した。
発表によれば、大和ハウスは東芝の子会社であるシグマパワーホールディングスと、岐阜県飛騨市にある坂本土木との合弁で設立したDTS飛騨水力発電会社を設立。2015年4月から岐阜県飛騨市宮川町において発電出力約2MWの水力発電所を建設し、2017年11月から売電を開始するという。
年間予定発電量は1万2060MWhで、再生可能エネルギーの固定買取制度を活用し、発電した全電力を20年間、大和ハウス工業が新電力として全量買取し、電力小売事業の電力として法人企業に電力販売する予定。
大和ハウスはこれまでも2014年9月30日に竣工し、全量を東北電力に売電する宮城県大崎市の大和ハウス工業東北工場内敷地(遊休地)に総出力1.98MWのメガソーラー「Dream Solar東北工場」の他にも、旧鹿児島工場跡地での「DREAM Solar霧島隼人」や岡山工場の工場建屋の屋根を活用した「DREAM Solar岡山工場」など自社の工場跡地を活用したメガソーラーを運営している。
また、グル―プ全体で約181MWの産業用太陽光発電所を受注しており、再生可能エネルギーによる発電事業は、計62か所・総出力約72.8MW(2014年8月25日現在)で取り組んでいる。
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