国民の我慢をヨソに自分たちは高級クラブで遊ぶ与党議員に国民は愛想を尽かし始めている
2021.02.03
まだまだ新型コロナウイルスに終息の目途は立たず、搬送先が見つからずに救急車の中で亡くなるケースが目立つようになってきてしまいました。SNS上でも「父がコロナで亡くなりました」みたいな悲しい話がよく流れてくるようになり、改めて、新型コロナウイルスが「ただの風邪ではない」ということを思い知らされています。
そんな中、「先手を打つ」とキッパリ宣言していた菅義偉政権は何をしているか。答えは、「何もしていない」です。こんなことを書くと、「見えないところで、ちゃんとやっているでしょ」と言ってくる人がいますが、新型コロナウイルスの感染拡大というのは目に見えるところで起こっています。実際、病院や保健所はてんてこまいで、医師や看護師、保健所の職員さんたちがブラック労働しているからどうにかなっているようなもので、医療崩壊に限りなく近い状態です。だからこそ政治家の皆さんが手を打たなければならないのですが、政治家の皆さんは一体、何をやっているのか。それは「銀座の高級クラブで遊ぶ」です。こっそり裏口から入って、楽しい時間を過ごしていたのです。
言うまでもありませんが、今、飲食業界は非常に苦しい立場に立たされています。特に、居酒屋やキャバクラなど、20時を過ぎてからが勝負のお店が自粛を迫られ、経営は苦しいけれど、自分たちが休むことで世の中の新型コロナウイルスが少しでも終息するのなら、そこは儲からなくても協力しようじゃないかということで、みんな、自分たちの身を切りながら必死で頑張っています。
頑張っているのはお店だけではありません。お客さんだって頑張っています。本当だったら日頃のストレスを晴らしに飲みに行きたいし、飲みに行った先でワチャワチャしたい。だけど、毎日の新規感染者数が高止まりしたままで、ちっとも減りやしない。こんな時は、ストレスも溜まるけれど、遊びに行きたい気持ちをグッと我慢して、お気に入りのあの子に会いに行くのも、しばしお預けです。
政府が何もしてくれないものだから、自分たちでいろいろなものを我慢して、飲みにも行かず、もろもろ自粛を強いられて、国民はみんな、慎ましく生きているのです。
ところがどっこい、国会議員は何をしていたのか。神奈川1区選出で自民党の松本純議員は、緊急事態宣言発令中に馴染みの高級クラブへ。神奈川6区で立候補予定で公明党の遠山清彦議員も、20時以降も闇営業している銀座の高級クラブに裏口からこっそり入って、楽しい時間を過ごしていたというのです。
かつて立憲民主党の高井崇志先生が、第1波の緊急事態宣言の直後に、歌舞伎町のセクキャバで遊んでい時は大問題になり、結局、「緊急事態宣言が出された夜に遊ぶなんて、どういう神経してるんだ!」と言われて立憲民主党を離党しました。しかし、今はあの時と比べ物にならないくらい、たくさんの感染者で溢れ、国会議員に死者まで出ている状況です。ましてや、あの頃よりも確実に経済だって悪い状態です。にもかかわらず、国会議員がこのタイミングで銀座の高級クラブに飲みに行く。しかも、本当は20時までしか営業してはいけないのに、こっそり裏口から入れるようになっている闇営業のクラブで楽しんでいたというのです。これはだいぶタチが悪いです。
こんな時に、こっそり闇営業している銀座の高級クラブに遊びに行ってしまう国会議員たち。当然、いろんな人から「何してんだよ!」とツッコまれ、菅義偉総理や山口那津男代表が謝罪していたのですが、当の本人はどんな言い訳をしているのか。まず、松本純議員は・・・。
「いずれも要望、陳情をいただいているところだった。昼間、動きが取れないということから、夜の時間に動いてしまったということだ」
とてつもない情熱とフットワークです。それだけの熱き想いがありながら新型コロナウイルス対策がちっとも進んでいないのは、一体、何なんだと思わずにはいられませんが、23時過ぎまで銀座の高級クラブで陳情を受けていたのだそうです。その陳情というのが、もうすぐホステスさんの誕生日なのに「今年は彼氏がいないからプレゼントが何もない」という話でないことを祈るばかりです。さらに、こんなことも言っていました。
「(酒は)お茶代わりのようなもので」
確かにお酒は飲んだけど、「お茶の代わりのようなもの」なんて言っているのですから、反省の色が全然見えません。お茶の代わりに酒を出してくる店なんてあるわけないだろ! だいたい「お茶の代わりに酒を飲む」なんていうのは、アル中の言葉です。お茶と酒では値段だって全然違うでしょうに、お茶の代わりに酒を出してくるなんて、よくそんな店で陳情を聞いているものです。というか、オンラインで良いでしょうし、陳情なのに自分から出向いて聞かなければならないことなのでしょうか。議員会館に呼べばいいじゃない! そして、公明党の遠山清彦先生も、なかなかのエクストリーム言い訳をしていました。
「その日はある会社社長と18時より食事をしながら意見交換しました。店を20時に出た後、『個室を取っているので、そこで話の続きを聞いてもらいたい』と誘われ、行ったところがご指摘の場所でありました」
「小さな声を聴く力」をキャッチフレーズにしている公明党ですが、「どこで声を聴いとんねん!」と言う話ですし、政治家と話をするのに、わざわざ高級クラブを選ぶような会社社長から、何の声を聞いたのでしょうか。だいたい表向きは閉店しているのに、実は裏口から入れる「闇営業」のお店に行って、個室で接待されるなんて、それが相談だとするならば、どこからどう見てもヤバめの案件じゃないでしょうか。高井崇志先生は「おっぱい」がカラんじゃったから妙に面白い感じになり、立憲民主党をクビになってしまいましたが、本質的なことを言えば、どこぞの社長から裏口から入るタイプの闇営業している銀座の高級クラブで接待を受けている方が断然ヤバいと思うのです。ましてや、この時期にです。
結局、遠山議員は議員辞職、松本議員は大塚高司、田野瀬太道両議員とともに離党となりました。
国民に我慢を強いているのに
小学生レベルの言い訳をかますオッサンたち
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