千葉VS埼玉、どちらがお得? 両県に住む不動産投資家が大激論

ブランド化された街は「指名買い」がある

不動産投資

関東のサーファーなら知らない人はいない人気スポットである一宮。コロナ以前からサーファーには知られた街だったが、’20年に入り、その住環境のよさや利便性に熱い注目が集まっている

薬剤師:千葉だと一宮町というオリンピックのサーフィン会場にもなってる街があるんですけど、今そこがプチバブル化していますね。特急に乗れば東京まで1時間と便利で、元から人気のある場所だったんですけど、コロナ禍でさらに人気が加熱した感じです。 埼玉:やはりサーファーの方が住む感じですか? 薬剤師:テレワーク前から「サーフィン移住」という方もいたのですが、テレワークになってからはサーファーじゃない方がレジャー以外の目的で移住しているケースが多いようです。 埼玉:一宮のようなブランド化された街は「指名買い」があるんですよね。「僕はここに住みたい」みたいな。埼玉にはそういう場所が少なく、指名買いがあるとすれば文教都市の浦和など。それ以外の地域で「ここに絶対住みたい」という人は多くないです。いってみれば、埼玉はユニクロ。機能性が高く、コスパはいい。「ベースの服はユニクロが合理的。小物や靴に予算をかける」みたいな感覚に近いですね。 薬剤師:私も元々東京生まれ東京育ちで、サーフィンを満喫するために九十九里に移住しました。九十九里は湘南と比較されがちで、湘南のほうがオシャレで人気があるのは確か。でも、サーファー視点で見ると九十九里のほうがいい波がある。一度、こっちに住むともう東京に戻る気になれない。ほかにもイメージは東京や神奈川が上だけど、実際住むと千葉のほうがいいって地域は珍しくないと思うんです。コスパなら千葉も負けていません。コロナ移住を検討してる方はぜひ千葉に!

千葉のコロナ禍で選ばれる街

不動産投資「一宮」 メイン通り沿いにはオシャレな飲食店やサーフショップが並ぶ千葉を代表するサーフタウン。外房は年中波がありサーファーに人気のエリア。オリンピックのサーフィンの会場にも選ばれて今後さらなる発展の可能性もあり。 「木更津」 アクアラインにより都市部へのアクセスが意外とよく、木更津に住んで高速バスで都内に通勤する人もいる。アウトレットやモールなどもあり、住環境は良好。周辺には工場が多く、そこで働く人が賃貸のメインターゲット。 「海浜幕張」 「幕張ベイタウン」は千葉県の高所得者層が好んで住む海沿いのセレブマンション街。幕張メッセやマリンスタジアムを擁すほか、イオンモールなどの大型商業施設が林立し生活に便利。オフィス街としても発展している。
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