未曽有の上昇相場で「日本株バブル」も!? 4億円投資家・かぶ1000氏本気勝負の5銘柄
2度目の緊急事態宣言が発令され経済が止まる一方、好調な株式市場。ドル建てベースでは1989年12月の史上最高値を更新。「日本株バブルがやってくるかもしれない」と予想するかぶ1000氏に今年の勝負銘柄を聞いた。
新型コロナウイルスの国内の感染者数や重症者数が過去最多を更新し続けるなか、2度目の緊急事態宣言が発令された。
飲食店、旅行業などさまざまな業界が大きな打撃を受け経済が壊滅状況にもかかわらず、絶好調なのが世界中の株式市場だ。日経平均株価は、ドル建てベースで’89年の史上最高値を更新した。
「今年は未曽有の上昇相場がくるかもしれません」と語るのは、『貯金40万円が株式投資で4億円』を上梓したばかりの個人投資家、かぶ1000氏だ。
「円高ドル安の影響も大きいのですが、32年の時を経て、ついにドル建てベースでは日経平均株価が史上最高値を更新してきました。これは外国人投資家にとって非常に大きな出来事です。
最近では、今まで上がっていなかった銀行や保険などの時価総額の大きい金融株が上がっていて、これはまさに外国人投資家や機関投資家が買っているから。高値ブレイクをしたことで、史上最高値を更新し続けている米国市場などと比べて、相対的に出遅れていた日本市場を、外国人投資家がいよいよ本腰を入れて買いにくる可能性があると思います。
昨年はコロナ関連の成長株が大きく上昇した1年でしたが、今年は出遅れ大型株が有利な年になると考えます」
このような状況下、かぶ1000氏の今年の投資戦略は3つあるという。
「まずは日経225採用の大型株で、特に出遅れ株に注目しています。これは外国人投資家が買ってくるためです。
例えばENEOSホールディングスは今までとは明らかに違う強い上がり方をしていて、これは外国人買いと予想されます。通期業績予想も原油価格上昇による在庫評価益で上方修正となり、配当利回りも5%以上あり割安です」
そして、かぶ1000氏が’21年の本命銘柄として挙げるのが、東京・丸の内に多数の賃貸等不動産を持つ三菱地所だという。
「都心の一等地に持つ不動産が大きな含み益となっており、三菱地所の株価は資産の面から見て割安だと感じます。
また、日経225採用の大型株で、外国人持ち株比率は41%に達しています。飲食店の廃業や企業のオフィス撤退が相次ぐなか、丸の内エリアの空室率は上がっていません」
今年は未曽有の上昇相場がくる!?
戦略①日経225採用の出遅れ大型株
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