コロナ禍でも続くサウナブーム。「ととのう」の生みの親・濡れ頭巾ちゃんが語るサウナの楽しみ方

全国的に見て盛り上がっているのは東京だけ!?

 新型コロナの影響で、我々を取り巻く環境は大きく変わった。テレワークの普及といえば聞こえはいいが、在宅時間の増加は新たなストレスの温床になっている。そんな時代だからこそ、サウナの持つリフレッシュ力が重宝されるのだと濡れ頭巾ちゃんは語る。 「サウナ、水風呂、外気浴。これを繰り返して完全にととのってからのサウナめし。ここまで引っくるめてサウナだと僕は思っています。  いろんな土地に出かけて、試してみてほしい。というのも、たしかにサウナブームは来ていますが、全国的に見て盛り上がってるのは東京だけ。先日、神戸サウナの支配人とも話しましたが、関西はそんなにお客さんが増えているわけではないそうなんです。  僕がおすすめするなら、たとえば京都の伏見にある銭湯サウナは軒並みどこも素晴らしい。伏見は灘と並ぶ酒処で、水がいいんですね。どこもガラガラですし、本当に気持ちいいですよ」

テントサウナの登場で激変するアウトドアサウナの楽しみ方

サウナ

寺サウナのイベント風景。開催場所は頻繁に変わるので、Twitter(@terasauna)を参照されたい

 持ち運び可能なテントサウナもまた、サウナブームの牽引に一役買っている。普段は経営コンサルタントとして働く高瀬加奈さんは、テントサウナを活用してお寺でサウナイベントを開く『寺サウナ』を主宰。’20年9月に開始したところ、今では満員御礼で抽選になるほどの人気ぶりを誇っている。 「私自身、サウナ中に瞑想するのが好きでこの2つは親和性が高いと思っていたんですが、瞑想の本場であるお寺でサウナ後にガチの瞑想をしたらどうなるんだろう? と興味を抱いたのが寺サウナを始めたきっかけです。  お寺の敷地内にテントサウナを複数台設置して、水風呂も簡易プールで用意。しっかりととのった状態で瞑想すると、ものすごいトリップ感が得られました。お坊さんに読経していただきながら瞑想するのですが、聞いているうちに体がグラグラ揺れてきて……異様な光景になっていました」
サウナ

『寺サウナ』主宰の高瀬さん「サウナと瞑想。思った以上に相性抜群です!」

 そもそも、お寺とサウナの歴史は深く長いという。高瀬さんが語る。 「日本で初めてサウナをつくったのは、実はお寺なんです。江戸時代より前までは、お風呂といえば蒸気浴で、焼け石などに水をかけては水蒸気を浴びて楽しんでいたそうです。今で言うロウリュウみたいなものですね。奈良の東大寺なんかには浴場の設計図も残っていると聞きました。当時のお寺は近所の人が気軽に集まるコミュニティスペースとして機能していて、そうした文化がまた広まったらいいなとも思っています」
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寺サウナのイベント風景

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サウナを楽しむうえで気にかけてほしいこととは
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