AIロボットが減少させるのは単純労働者ではなく管理職…米大学研究者が報告

ロボットが増えて困るのはむしろ中間管理職

 加えてこれまでは「ロボットが単純労働者の雇用を奪う」とされてきたが、むしろ単純労働者の雇用は増加し、管理職の仕事が減ることも明らかにされた。Wu教授はこの現象について、AIおよびロボットが日程管理や業務確認などに適しているうえ、自らが実行した業務を正確に数値やデータとして記録することができるため、管理コストが必要ではなくなるからと説明している。  Wu教授は、AIやロボットの導入を希望する企業に対して、人件費の削減ではなく製品やサービス品質向上のために導入すべきとし、活用のためには業務プロセスの再設計が必要であるとアドバイスする。 <文/ロボティア編集部>
ロボティア●人工知能(AI)、ロボット、ドローン、IoT関連のニュースを配信する専門メディア。内外の最新技術動向やビジネス情報、ロボット時代のカルチャー・生活情報をわかりやすく伝える。編集長は『ドローンの衝撃』(扶桑社新書)の著者・河鐘基が務める。
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