photo by Palácio do Planalto via flickr (CC BY 2.0)
トランプ大統領の再選敗北で一番強くショックを受けている一人が、ブラジルのボルソナロ大統領だ。11月7日の彼の
フェイスブックライブで「
2022年の大統領選挙に立候補することを断念するかもしれない」と述べた。
しかも、その翌日8日にはボリビアで左派のルイス・アルセが大統領に就任して、南米はまた左派系の大統領が登場していることから彼自身が孤立感を強めているようでもある。
6日、トランプ大統領の敗北が濃厚になった時にボルソナロは「トランプが世界で最も重要な人物でないと彼自身が示したように、ブラジルで私は最も重要な人物ではない。唯一最も重要な人物は神様だ」とあるイベントに出席した際に囁いたそうだ。(参照:「
Infobae」)
ボルソナロが崇拝しているトランプ大統領が敗退するのが濃厚になって、ボルソナロはショックから彼も天から地に落ちてしまったと感じたようだ。
しかし、有識者はボルソナロを過小評価するのは早いと警戒している。
彼にとって救いは、彼の政権下でコロナパンデミックによる感染者そして死者が異常なほど多数出ているが、彼の政権運営に50%の市民が満足しているということと、40%の市民が彼を良いリーダーだと認めているということが報告がされたことである。(参照:「
France24」)
就任早々は危ない橋を渡っている感じで支持率を失っていたが、その後彼の頑迷なほどに断固とした政治姿勢に市民が惹きつけられているようである。