「バラバラ」なメンバーでも最強のチームになる。25周年を迎えたV6の裏にある「モチベーションファクター」

「バラバラ」ではなく、「多様性」がある

 モチベーションファクターは、人それぞれの行動や発言の元になる意欲を高まる要素なので、一般に異なるモチベーションファクターの人同士は、話が通じにくかったり、相性が悪かったりする。  私は、夫婦間の性格の不一致とは、つきつめればモチベーションファクターの不一致であると捉えているし、上司と部下、シニアと若手の断絶が生ずる原因も、モチベーションファクターが異なることにあると考えている。  だとすれば、同じモチベーションファクターの人同士がグループを組んだほうが、長続きするのではないかと思うかもしれないが、それが逆なのだ。さまざまなモチベーションファクターの人同士でグループを組んだほうが長続きする。  なぜならば、ファンも6つのモチベーションファクターに分布されているからだ。また、中長期的に見ても、環境変化に伴い時代が求めるモチベーションファクターは変化するからだ。多様なファンに長く支持されるためには、多様なモチベーションファクターを備えたグループを組成することがキーとなる。  ただし、異なるモチベーションファクターの人同士は、自分とは異なる相手のモチベーションファクターを理解して、それをふまえてコミュニケーションをとったり、手順を決めたりすることが必要になる。V6の各メンバーはこうしたスキルを備えているに違いない。

言動から相手を分析しよう

質問:モチベーションファクターごとに言動パターンがあるか  モチベーションファクターごとに典型的な言動のパターンのようなものはあるでしょうか? そういうものがあれば、相手のモチベーションファクターを見極めやすいのではないでしょうか?  回答:言動パターンがわかると相手のモチベーションファクターを見極めやすい  モチベーションファクターごとに典型的な言動のパターンを挙げると以下のとおりです。このパターンを頭に入れておいて、相手との対話のなかで、相手がどのモチベーションファクターかを見極めていくと、見極めが容易になります。 モチベーションファクターの図【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第214回】 <取材・文/山口博>
(やまぐち・ひろし) モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社新書)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社+α新書)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある
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