「収容施設に棲む幽霊」……入管の非人道的な扱いに、施設の中でも外でも悪夢を見る被収容者

収容施設に住む幽霊

収容施設に住む幽霊「お化け」、つまり「幽霊をよく見る」という被収容者がいます。例えばシャワー室にいると、こちらに手招きをしてくるなどと言うのです。  私は結構、そういう話は信じてしまうほうなのですが、彼の拘禁症状による幻覚なのか、本当に幽霊なのか、その真偽は確かめようもありません。ですが、こうしたいろいろな悲劇を生む場所です。本当だったとしても、何ら不思議はないような気がします。 【ある日の入管 第8回】 <文・画/織田朝日>
おだあさひ●Twitter ID:@freeasahi。外国人支援団体「編む夢企画」主宰。著書に『となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS』(旬報社)など。入管収容所の実態をマンガで描いた『ある日の入管』(扶桑社)を2月28日に上梓。
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