菅総理の書籍のみならず名刺まで!? フリマサイトで1万5000円以上の値がついていた

うがい薬無許可販売で逮捕! 違法出品には気を付けよう

 10月20日には、無許可でうがい薬を販売した男性が、医薬品医療機器法(薬機法)違反の疑いで逮捕者されました〈参照:朝日新聞〉。これはAmazonマーケットプレイスで販売されていたようですが、フリマサイト・アプリではトイレットペーパーの芯・使いかけの化粧品・家庭菜園された野菜など色々な商品が販売されています。だったらこれも、売れるだろうと出品したところ、知らない間に犯罪となってしまうこともありうるのです。  もちろん、法律に抵触するしないにかかわらず、世間の消費者の反感を買うような取引は倫理的に問題であり、サイト運営側も規約、ルールを定めて販売禁止商品などを明記しています。出品する際には、あらかじめ規約をしっかりと確認し、違反行為とならないよう気をつけましょう。  どんな事が法律違反になってしまうのかをよく調べてから出品することをお勧めします。〈参照:「コロナ禍でフリマアプリが注目を集める中増える「うっかり法律違反」。副業気分でも油断大敵」|HBOL〉

ルール無視の出品は場を衰退させてしまう恐れも

 メルカリは、このほど、禁止出品物の対応方針など、転売対策を含めたフリマアプリの原則を定めて公表すると発表しました〈参照:SankeiBiz〉。その他のECサイトでも、ルールの見直しの動きが見られ、より公正な取引をはかるための取り組みが進んでいます。  フリマサイト利用者の増加で、取引が拡大していく中で、犯罪にならなくても、社会通念上、いかがなものかというものや法外な金額での取引も増加しています。同時に、そのような人に対する不満の声や批判も増えています。  繰り返しになりますが、出品する際には、あらかじめ規約をしっかりと確認し、違反行為とならないよう気をつけましょう。 <文/泉澤義明>
いずみさわよしあき●1970年千葉県生まれ。リサイクルアドバイザー。高校卒業後、広告会社、テレビ制作会社等に勤務。副業で始めたオークションで半年後に独立、ネット古物商となる。自身の経験を活かし、ネット販売の講師も行っており、受講者からはわかりやすく、結果が出ると好評。オークション取引はヤフオク・メルカリ合わせて1万件以上の高評価を得ている。著書、『雇われたくない人の「ゆるゆるスモール起業」のススメ』(ぱる出版)が発売中。
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