大統領選でアイス・キューブがトランプを支持は本当か? 大炎上した騒動はフェイク画像まで出回る展開に
いよいよ佳境を迎えてきた米大統領選挙。トランプ、バイデン、両陣営がラストスパートをかけるなか、ある重鎮ラッパーの言動が大きな注目を浴びていることをご存知だろうか。
ことの発端はトランプ陣営の広報カトリーナ・ピアソンのツイッターへの投稿。伝説的ギャングスタ・ラップ・グループ、N.W.A.のメンバーであり、ソロ活動でも大きな成功を収めている史上最高のMCの一人、アイス・キューブがトランプと組んだとツイートしたのだ。
本人はあくまでフラットな姿勢で共和・民主両党と話し合うとしているが、「トランプとキューブが組んだ!」と受け取る人が多いのは不思議ではない。結果、賛否両論の声が飛び交い、キューブは自身のツイッター上で、それらへの反論を投稿することとなった。
「力を合わせた? 嘘の見出しを押しつけるのはやめろ」
「(過去に「俺がトランプみたいなマザーファッカーを支持することはない! 絶対に!!!」と投稿したことについて)俺は誰も支持しちゃいない」
また、「ワシントン・ポスト」は「アイス・キューブはトランプを逮捕するようラップした。今度は大統領に政策についてアドバイスをしている」という記事を発表。これに対してもキューブは、「アメリカ黒人を助け、大きな貧富の差を埋める力を持っているなら、誰にだってアドバイスする」と引用RTをしている。
音楽ファンのみならず政界をも巻き込んだ炎上
「トランプ政権のプラチナム・プランを発展させようと名乗りをあげ、ともに働くアイス・キューブをよろしく。リーダーは率いて、ヘイターは憎む。率いてくれてありがとう!」 過去にはツイッター上でトランプ批判も投稿していたアイス・キューブが、大統領選のさなかに、まさかのバックアップ……? アメリカはもちろん、世界中の音楽ファンが衝撃を受けることになった。 これまでもたびたび政治的な発言をし、炎上騒動などがありながらも社会的テーマの曲を発表し続けてきたアイス・キューブ。BLMのアンセムのひとつともなった「Fuck Tha Police」など、反権力的なイメージが強いだけに、「いったいなぜ?」と戸惑ったファンは少なくなかったはずだ。 そんななか、今回の件についてアイス・キューブは下記のようなツイートをした。Shoutout to @icecube for his willingness to step up and work with @realDonaldTrump Administration to help develop the #PlatinumPlan
— Katrina Pierson (@KatrinaPierson) October 13, 2020
ICYMI: https://t.co/V0qOAp0lwR
Leaders gonna lead, haters gonna hate. Thank you for leading! ✊🏾
「ファクト:俺はCWBA(A Contract With Black America)を発表した。どちらの党もコンタクトを取ってきた。民主党は選挙のあとにCWBAについて話すと言った。トランプ陣営は俺たちとCWBAについて話し、彼らのプランに修正を加えた」 CWBAとは、アイス・キューブがアメリカ黒人の社会的、経済的地位向上を目指して発表したマニフェスト。前出のトランプ陣営が発表したプラチナム・プランにその一部が反映されたと説明したのだ。(参照:A CONTRACT WITH BLACK AMERICA)Facts: I put out the CWBA. Both parties contacted me. Dems said we’ll address the CWBA after the election. Trump campaign made some adjustments to their plan after talking to us about the CWBA.
— Ice Cube (@icecube) October 14, 2020
過去にはトランプを「MF」と罵倒
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