これが日本の入管の「拷問」だ。被収容者の心を蝕み自殺に追い込む悪辣な手口

被収容者の弁当の中に異物が入っていても職員は無視

弁当の中に虫が入っていても職員は平然 東京入管の食事は特に評判が悪いです。作ってから時間の経った弁当がよく出されて、時には腐っていることもあるそうです。虫が入っていたり、複数の弁当に髪の毛が入っていたり、ゴミが入っていたりなどという証言は後を絶ちません。  被収容者が職員に「異物が入っている」と報告して別の弁当に変えてもらうと、「あ、本当だ」と悪びれる様子もなく代わりの弁当を出す職員の態度には腹が立つそうです。  「自分たち(被収容者)には常に厳しく、どんな些細なことでも怒られる」など、なんでも「ルールだ」と言われて窮屈な思いをしている。それなのに、職員たちに不備があった場合は、「ごめんね」の一言もないと怒っている人がいました。  弁当がひどいのはその職員のせいではないかもしれませんが、普段から不満が募っている彼らにとっては辛いことです。それにしても、いったいどう作ったらそんなに異物が混入するのか、それが不思議でたまりません。 【ある日の入管 第7回】 <文・画/織田朝日>
おだあさひ●Twitter ID:@freeasahi。外国人支援団体「編む夢企画」主宰。著書に『となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS』(旬報社)など。入管収容所の実態をマンガで描いた『ある日の入管』(扶桑社)を2月28日に上梓。
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