疑惑直撃に取材者の個人情報を連呼した菅原一秀前経産相。”探偵”使用疑惑も

菅原議員による“仄めかし”ツイート

 この区議選中、筆者の取材との関連は不明だが、菅原議員は以下の文面をツイートしている。 「去年の暮れに私のツイッターに書き込みした左派の人が逮捕されました。SNS時代、勘違いすると選挙中に合法と思って取材したつもりが完全に駅前の防犯カメラに収められ、撮られた動画で決定的な証拠となり、その家族までもたいへんなことになることを二度経験してます。腹を固めました」 「自民党の区議候補が、完全な選挙妨害を受けております」 「公職選挙法225条『選挙の自由妨害罪』で四年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金。 候補者に対し、暴力や威力(無理な取材等を含む)を加えたり、演説の妨げをする等、選挙の自由を妨害した場合に適用。明らかに今回はこれに当たります。すでに態勢に入りました。動画にも収まっております」 〈参照:ツイッター|菅原一秀(衆議院議員/すがわらいっしゅう・自民党東京9区)
菅原議員による一連の”仄めかしツイート”(菅原一秀衆議院議員ツイッターより)

菅原議員による一連の”仄めかしツイート”(菅原一秀衆議院議員ツイッターより)

隠し撮りを行う不審者が出没

 この時期、筆者の周辺では奇妙な出来事が続いた。  まず、筆者の自宅周辺を探る不審者が出没。モッズコートに隠したビデオカメラで家屋や家人を撮影する男の他、ハンドバッグに忍ばせたカメラで隠し撮りを行う女を家人や筆者が目撃している。このモッズコート男の姿を偶然、ドライブレコーダーが捉えていた。
“探偵事務所の調査員”らしき不審者

ドライブレコーダーが捉えた“探偵事務所の調査員”らしき不審者、モッズコートの下には腰だめにしたビデオカメラを隠していた(2019年4月)

 この男を追跡すると不自然なルートで逃走しており、明らかに筆者の自宅を狙っていたと判る。また、この男が使用したと思われる車には調査会社のものらしき痕跡があった。  この時期、他に取材対象としていた事案はなく、諸団体との間にトラブルもなかった。思い当たるのは菅原議員周辺への取材だけだった。 同区議選においては菅原議員の秘書も取材中の筆者を隠し撮りしていた。
幟の陰から取材中の筆者を撮影する菅原議員の秘書

幟の陰から取材中の筆者を撮影する菅原議員の秘書(2019年4月、石神井公園駅前、筆者撮影)

 その後、5月から6月にかけて、練馬の二大祭りの一つである『てる姫祭り』での運動員によるカレンダー配布を契機としたTwitter社への虚偽通報から練馬事務所事件が起こる。 〈参照:やや日刊カルト新聞|菅原一秀衆議院議員を名乗る若者が練馬の大規模祭りに大挙出現=菅原議員(本物)は本紙の「菅政権なら閣僚に抜擢?」に「ないない」と否定も不敵な笑み〉 〈参照:HBOL|公職選挙法違反疑惑を指摘のジャーナリストを国会議員事務所が警察に虚偽通報か〉 〈参照:HBOL|「建造物侵入罪」濫用で狭められる報道の自由
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「菅原議員擁護」「鈴木エイト非難」記事を掲載した地元誌
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