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日本に失望する外国人を生み続ける。入管の難民申請者の扱いはこれでいいのか
日本に失望する外国人を生み続ける。入管の難民申請者の扱いはこれでいいのか
2020.09.23
織田朝日
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本当は日本にいたかったけど……
彼はイラン難民です。母国で拷問を受けた経験があり、イランに戻ることをとても恐れていました。日本では認められず、収容を繰り返し、何年かかかってやっと第三国行きが決まったのです。 本来、日本でビザのない人が第三国に行くことは、実は非常に困難なこと。よっぽど厳しい審査をクリアしなければできないことです。
よく「日本でビザが出なくて、帰れないなら他の国へ行けばいい」と簡単に言う人がいますが、それができればみんなとっくにやっているのです。
彼は、やっとの思いで第三国行きが決まりましたが、日本に慣れ親しんでいたことから、出国することをとても惜しんでいました。本来なら日本が受け入れればいいのに、本当に残念なことです。 今のような冷たい国のままでは、日本はいろいろな国の人たちに嫌われていくのではないでしょうか。
【ある日の入管 第5回】
<文・画/織田朝日>
織田朝日
おだあさひ●Twitter ID:
@freeasahi
。外国人支援団体「編む夢企画」主宰。著書に
『となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS』(旬報社)
など。入管収容所の実態をマンガで描いた
『ある日の入管』(扶桑社)
を2月28日に上梓。
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