出かけている間に自宅を貸し出し。1泊2日で10万円のオイシイ副業

出かけている間に自宅を貸し出せば多額の不労所得が!

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「部屋を貸すときは下着などを片付けるだけ。友達を家に招くのと同じ感覚です。自分の部屋が映る嬉しさもありますしね」(瓜生氏)

 なんの努力もせず大金が手に入る。会社員・瓜生洋明氏(26歳)もそんな副業に励むひとりだ。 「今までの最高額は1泊2日で10万円です。ウチの賃料収入は平均すると月15万円。家賃の半分をレンタル費で稼ぎました」  高額謝礼を貰える代わりに瓜生氏が支払う代償は、ただ家の外にいるだけというが……。 「テレビなどの撮影に部屋をお貸ししていただくことです」とは、「ろけすた」の門倉秀典氏。撮影したいクライアントと、部屋を貸したい家主のマッチングサイトを運営している。しかし、なぜ一般人の部屋が利益を生むのか。 「リアルな生活感を求めて、一般の家庭が撮影場所として好まれるからです。例えばドラマの再現VTR。リアリティを出すには、実際に住んでいる部屋を活用するのが手っとり早いのです」(門倉氏)  登録時に選ぶことは可能だが、ドラマのほか、お色気系の撮影に使われることも。不安になることはないのだろうか? 「不安になるどころか、お金を貰えて部屋の掃除までしてもらえるので一石二鳥ですよ」(瓜生氏)  作品に合わせて見栄えよく部屋を整えることもある。もしもホコリが溜まっているなら取り除くそうだ。その際、勝手にものを動かされる心配をするかもしれないが、その点も安心。原状回復が規則のため、家具を動かしても、元通りにしてくれる。ただしシャワーを使用されることもあるので、潔癖症の人には向かない。 「以前、テレビを見ていたら、僕の部屋が映っていて驚きました。嬉しくて思わず親戚中に報告してしまいましたね」(同)  瓜生氏の自宅は、築40年の趣ある木造の住宅。昭和の雰囲気に魅力を感じるクライアントが多い。 「定期的にオファーが来るお宅は、なんらかの特徴のある家ですね。『クリエーターの部屋』など職業を指定して依頼されることもあります。しかし、作り込む必要はありません。あくまで『本物の生活感』が欲しいのです。普通のワンルーム賃貸でも大丈夫」(門倉氏)  瓜生氏の自宅には、月に1~2回の撮影が来るという。ただし、時に急な要請もある。 「通常3日前までに連絡は来ますが、たまに前日の依頼も」(瓜生氏)  今までで最高の支払金額は、北欧風の一軒家で、2日で20万円だったとか。部屋を空けることが多い人にはうってつけの副業だ。 ― [儲けの新基準]【9】 ―
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