ダンジョン制覇のラッパー・Lick-G降臨! 14歳にしてWebマーケティングの動画活用を指南してきた過去<ダメリーマン成り上がり道 #34>
戦極MCBATTLE主宰・MC正社員が、MCバトルのシーンやヒップホップをビジネスやカルチャー面から語る本連載。今回からは3回に渡り、21歳のラッパー・Lick-Gとの対談をお届けする。2人の交友は、Lick-G がMCバトルで頭角を現した中学生時代にまで遡る。そしてLick-Gは、現在の戦極MCBATTLEを収益面でも下支えする「YouTubeの広告収入」の生みの親でもあった。
――そもそもお2人は最初どんなふうに知り合ったんですか?
MC正社員(以下、正社員):「最初はLick-Gが僕にTwitterでDMを送ってきたんですよね。何年ぐらい前かな?」
Lick-G:「僕が中学2年の頃なので、7年前くらいですかね。たしか戦極MCBATTLE(以下、戦極)の第7章(『戦極MCBATTLE第7章 vs THE罵倒 特別編 』2013年7月21日開催)のころだったと思います」
――どんなDMだったんですか?
正社員:「『俺ならもっとうまく動画を編集できます』みたいな内容ですね」
Lick-G:「戦極が動画編集できる人を募集してたんですよ。それをたまたま見つけて、DMを送ったんです」
正社員:「参考の動画も送ってくれたんで、電話で話をしてね。そしたら声がすごく高くて、電話に出た瞬間は『女のコかな』って(笑)」
Lick-G:「そこまで高かったですか?」
正社員:「最初はマジでそう思った。で『歳はいくつなの?』って聞いたら、『14です』って言うから驚いて。で、14歳に映像の編集はお願いできないんで、その件はナシになったんですけど、電話で『その年齢でMCバトル好きなの?』『すごく好きです』みたいな話をしたんですよ」
正社員:「そもそもLick-Gは何でヒップホップを好きになったんだっけ?」
Lick-G:「小6の頃にYouTubeで見た日本語ラップとかヒップホップの動画が入口ですね。同じ時期にMCバトルも見るようになって。戦極は2013年の第五章あたりからリアルタイムでYouTubeに投稿され始めて、それを追ってった感じです。それ以前にも戦慄(戦極MCBATTLEの前身)の動画とかは結構サイト内でも浮上してきたんで見てましたね」
正社員:「ていうか、そもそも『YouTubeに広告をつけたほうがいいですよ』って言ってくれたのもLick-Gなんですよ。俺、その頃は広告のつけ方も知らなかったから、その方法もLick-Gに教わったし、何度聞いてもわからなくて最後は怒られたしね(笑)」
Lick-G:「最後の最後まで教えましたね」
正社員:「最初は俺も『広告とか入れちゃうのどうなの?』って渋ってたんですけど、『いやいや、これからはYouTubeで稼ぐ時代になるから、これだけ観られているチャンネルに広告をつけないのはお金を捨てるみたいなもんですよ』みたいにLick-Gに言われてね。14歳のくせに! そんなこんなでいろいろと話すようになって、Lick-Gも戦極の現場に来るようになったんです」
Lick-G:「そうでしたね」
DMで動画編集に名乗りを上げた過去
14歳で動画活用のノウハウを指南
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