スペインの「幽霊空港」、乗客がいないまま「繁盛」するようになっていた!

テルエル空港の後追いで駐機場&解体場として転身

 テルエル空港のサービス機能が発展しているという情報を得たシウダー・レアル中央空港を2018年9月から運営している民間業者が、それと同じ機能を備えた空港に変身させたのである。解体作業では機材の95%まで綺麗に解体していくそうだ。  現在、駐機している機材の主要航空はバージン、エアリンガス、イベリア、ブエリングなどである。今年末までには200-400機の取り扱いを計画しているという。その為にも現在駐機場にすべく65ヘクタールの拡張工事を実施している。(参照:「La Razon」)  解体作業も盛んで古い機材も駐機していることから、航空ファンにとって空の博物館といった役目を果たすようになっているという。  また、コロナ禍の影響で中国から医療器具を輸入するのにこの空港も一部利用された。 <文/白石和幸>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
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