投稿にリンクされていたのは、「札幌市のママたち」が6月17日に同市教育委員会へ提出した「学校生活とマスク着用推奨の改善に関する要望書」の全文だ。
「札幌市のママたち」の要望書の要点は以下。
・感染予防の科学的根拠なし
・ウイルス感染リスクを高める
・口呼吸になり口からウイルスや細菌を直接吸い込む
・歯並び、顔立ちの成長、成績への影響、自律神経への悪影響
・低酸素症により免疫力の低下が起き、感染症にかかりやすくなる
・ウイルスを再度吸い込み、鼻腔から脳に到達
・熱中症リスク
・大量の廃棄物、資源の無駄使い
・布マスクは布の中の湿度を高め不衛生、呼吸器感染症リスク
・マスク着用は風邪様症状のある者が使うべき
・飛沫感染も無症状者からの感染も科学的根拠がない
・健康に有害であるマスクの常時着用は不要。マスクの強要は強要罪
・教育を受ける権利の剥奪は人権侵害、憲法13条違反
・大手メディアによるプロパガンダ
・国の方針を盲目的に実行するのは間違い。教育に「国家」が介入する目的は市民コントロールのため
この「札幌市のママたち」の要望書提出を投稿したのは札幌市在住の女性。
この人物のFacebookを見ると、プロフィールに「【恋愛成就エキスパートYou Tuber】開運エネルギー アート画家 バシャール・アシュタールと対談 世界中の聖地リトリート主催」などとあり、投稿内容からもスピリチュアル系の人物のようだ。
この女性も6月末、ママエンジェルスなる消費者団体のメンバーとともに、「ママエンジェルスコロナ緊急対策委員会」名で『学校生活とマスク着用改善に関する陳情』を札幌市教育委員会や子どもが通う小学校に提出している。また、7月19日、Facebookの公開グループ「子供達のマスク強制着用に対する緩和の要望書」において要望書のテンプレートと提出時の動画を公開、運動の拡散を呼びかけている。
〈参照:
「子供達のマスク強制着用に対する緩和の要望書」テンプレート|Facebook〉
ママエンジェルスの陳情内容は「札幌市のママたち」による要望書とほぼ同様で、相違点といえば以下の記述がある程度。
・子どもに関する限り、COVID-19 が直接もたらす影響よりも COVID-19 関連健康被害の方が遥かに大きくなることが予想される
・子供の心身を脅かされていることは確か
・マスク着用をしていないと学校に入れてもらえない学校がある
・全員にマスクが強要され、着けていない子供は怒られる
・マスク着用によって低酸素となり頭痛や体調不良を訴える児童の増加
・マスクが気になり触ってしまうことで、返って(原文ママ)ウイルス感染リスク高
「札幌市のママたち」と日本母親連盟との関連は不明だが、ママエンジェルスのチェアマン・平山秀善氏の構想と内海氏の構想から「日本母親連盟」前身の「ママ友連盟」の設立案が出されたという。平山氏は内海氏も運営に携わり日本母親連盟メンバーがオブザーバーだったバクロスTVのプロデューサーだ。
日本母親連盟と同四国支部が応援する「#つながるコロナチラシ」活動
7月6日には日本母親連盟四国支部のスタッフによって「
つながるコロナチラシ」なるものが作成、SNS等で拡散された。
チラシには日本母親連盟代表・内海聡氏の「マスク不要論」が掲載され、吹き出しには「日本母親連盟&四国支部も#つながるコロナチラシ活動を応援しています☆」とあり、下部にはツイッターハッシュタグとして「#マスク反対 #同調圧反対 #ソーシャルディスタンス反対」などと記載されている。〈参照:
日本母親連盟マザリー福岡支部|Twitter〉