「有事に強い金」。プロが教える、金投資。そのノウハウとポイント

3賢人のオススメ金投資

●池水雄一氏:金ミニ(先物) 通常の金先物(金標準取引)の売買単位が1kgなのに対して100gと1/10なので、証拠金も金先物の1/10の2万2200円と少額資金で始められる。ミニとはいえ先物なので、証拠金の約40倍の取引が可能。レバレッジはFXより大きいので、リスクを取ってハイリターンを狙える ●亀井幸一郎氏:ブラックロック・ゴールド・メタル・オープン Aコース(為替ヘッジ付) 金そのものよりボラティリティが大きい産金株に個別投資するのもいいが、お手軽に世界の産金株に投資できるのがこのファンドだ。南ア、豪州、カナダ、米国などの金鉱企業の割安な株式を中心としたパッケージで、為替リスクのヘッジも行う。為替ヘッジなしのBコースもある ●吉田 哲氏:金の果実(1540)プラチナの果実(1541) 金の果実は金ETF、プラチナの果実はプラチナETF。それぞれ金とプラチナの価格に連動するよう設計されているので、現物同様の投資が可能だ。現物を保有するので裏付けがある。プラチナは底堅く、上昇余地も十分なので、金ETFを組み合わせた投資で、リスク許容度をコントロールできる 【池水雄一 氏】一般社団法人貴金属マーケット協会理事 住友商事、クレディ・スイス銀行、三井物産を経て、スタンダードバンク東京支店長に就任。’19年、日本貴金属マーケット協会を設立、代表理事。一貫して貴金属ディーリングに従事し、金に精通 【亀井幸一郎氏】マーケットストラテジー・インスティチュート代表 山一証券などを経て、’92年、世界的な金の広報・調査機関ワールド ゴールド カウンシル入社。企画調査部長として経済調査、金市場のマーケット分析に従事。多くのメディアで幅広く活躍する 【吉田 哲氏】楽天証券経済研究所コモディティーアナリスト 大学卒業後、コモディティ業界に入り、’07年よりコモディティアナリストとして、商品の個別銘柄分析や情報配信を担当。’15年より現職。わかりやすい語り口と鋭い分析に定評。コラムも人気 <取材・文/斎藤武宏 チャート製作/圓谷清和>
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