コロナへの不安で性格が豹変!? 今すぐ始められる「保心術」とは
自主解除から一時期は東京都の感染者数が一桁になったもの、最近になって急に感染者が増え始めて100人を超える日が出た。まるで、北海道の第一波から第二波の流れに似ているようにも見え、このまま行くと再度、活動自粛が発令されるかもしれない。
ニュースを見ると、コロナに関する暗い話題が多い。最近では、「ソーシャルディスタンス」と同じようにコロナ下で生まれた新しい言葉に「Doomsurfing」、または「Doomscrolling」というのもがある。これは、悪いニュースであるとわかっていても、夜遅くまでそのニュースを検索してしまう傾向のことだ。悪いニュースを見ると、その人の幸福度や生産性が下がってしまうという効果が発生する。
人の気持ちが暗くなっていくだけでなく、コロナによってたまったストレスや恐怖で一部の人々の行動もおかしくなってしまっている。人に攻撃的になって、SNS上だけでなく対面でも誰かを傷つけてしまう人も現れてきた。
そもそも、そういう人はコロナが拡散する前から、そういう攻撃的な気質を持っていたのかもしれないが、人は恐怖や不安などの感情に支配されると、その人からは想像もできないような行動を取ってしまう。
コロナによって、人々の心や生活が厳しくなっていくなかで、私たちが人間としての尊厳を守るために行うべきことはなんだろうか。五木寛之さんの著書『大河の一滴』のなかで、環境保護活動家のC・W・ニコルさんから聞いた話が紹介されているので要約して紹介する。
南極のような極地で最後まで自分を失わずに耐え抜いた人はどんな人か。それは、礼儀、身だしなみを忘れてなかった人だそうだ。
朝起きたときの「おはよう」などの挨拶や「ありがとう」を必ずして、顔を洗って髭を剃って身だしなみを整えている社会的マナーを守れる人が最後まで頑張り抜いて弱音を吐くことがなかったそうだ。
悪いニュースが負のスパイラルに
極限状態でこそ欠かせない「挨拶」
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