山田真哉氏
こうした銘柄選定により、コロナショック後に購入した株は約8%上昇。そんな山田氏の売買手法は、リーマンショックの失敗を踏まえ、「株は売らなければいつか上がる」と信じて一度購入した銘柄は基本的に売らないスタイル。さらに、今回から米国株投資も始めた。
「米国の個別銘柄はよくわからないので、S&P500インデックスファンドを3月中旬から毎日2万円分ずつ買い続けています。積み立てで買うのは、底値がいつくるのか予想がつかないためです」
そう言いつつ虎視眈々と牙を研ぐ。
「もし今後2番底があれば、さらに資金を追加して購入を増やします。ようやくリーマンショックの反省を生かすときが来たので、今度こそ棒立ちで買えない悔しさを味わいたくありません」
<資産防衛術3か条>
・ショックのときは怖くても投資する
・不況時に注目されるのは現金の豊富な企業
・底値はわからないうちは、積み立て投資
【山田真哉氏】公認会計士
投資歴:15年
投資総額:約2500万円
公認会計士・税理士・作家。160万部のベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社新書)はじめ著書多数。YouTubeチャンネル『オタク会計士ch少しだけお金で得する』では、自身の投資ポートフォリオなども随時公開中
<取材・文/椎原よし>