一方的な伝達で終わりがちなリモート会議は時間の無駄。「見せかけの合意」という罠に注意
リモートでこそ時間内の合意を
たった3回程度のプロセスで合意はできる
回答:最も深刻な順に3回程度プロセスを繰り返せば合意できる
10人で議論する1時間の会議を、合意形成のための4質問で進行していくと、10分もあれば洗い上げ質問により異論や懸念が出尽くします。その後、掘り下げ質問に10分使います。
最も深刻な問題の示唆質問とまとめの質問に10分、2番目に深刻な問題の示唆質問とまとめの質問に10分、3番目に深刻な問題の示唆質問とまとめの質問に10分。ここまでで50分で、10分の予備時間を捻出できます。
たいてい、3番目までの深刻な問題について示唆質問とまとめの質問を行うと、これ以上議論しなくてもよいと参加者が思ってくれて、合意形成できたという状態になります。
合意形成のための4質問による手法は、「1時間で必ず合意できる質問による合意形成手法」というタイトルで、日経ビジネスリーダーシップセミナーなどで採用されていますが、実態としても1時間で合意形成できる手法なのです。
【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第195回】
<取材・文/山口博>(やまぐち・ひろし)
モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社新書)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社+α新書)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある
1
2
|
|
『ひとつの質問で合意形成できる! ビジネススキル急上昇 日めくりドリル』 ひとつの質問で、合意形成できる! 1日1問で確実にデキるようになる! 年間100社・5000人、20年以上実践してきた能力開発プログラム
|
ハッシュタグ

