アラサーにして4億築いた凄腕若手投資家は、コロナショックの中なぜ大底を拾って大成功できたのか?

 新型コロナウイルスの影響で、株価は激しく乱高下。目まぐるしい値動きに右往左往し、大きなマイナスをくらった個人投資家は少なくない。では、そんな“コロナ相場“で勝ちきった辣腕トレーダーたちはどのように立ち回ったのか?

若手投資家の旗手は持ち株を全処分、大底を拾って大成功!

REITの大底を拾って1000万円の利益!

REITの利回りが現物不動産を上回ったこと、REITのプロが悲観論に傾いたことから大底近しと判断。需要急減のホテル、商業施設計REITは回避し、レジデンス系REITを買い集めると即座にストップ高。1000万年の利益を獲得した

「2月中頃にツイッターで警告していたんです。『ボラティリティが高まりそうだから気をつけて』と。月末までには全ポジションをクローズしていました」  そう振り返るのは若手投資家の旗手として注目を集める、かぶとーきょー氏だ。アラサーにして4億円の資産を築いたスゴ腕は、コロナショックに揺れた今年も堅実に利益を増やしているというから驚く。 「まだコロナの危機感が薄かった2月。マスク関連の銘柄が上がっていてバカにされていましたが、自分の信念は『相場はいつも正しい』。チャート的にも株価指数が上下に大きく振れていて、危うい予感がありました」  イグニスやエイミング、コムシードなど、得意とするゲーム関連銘柄の持ち分を迷わず決済。身軽な態勢にシフトチェンジした。そして相場が次に動いたのは3月半ばだった。 「日経225先物が1万6000円割れまで突っ込んだ日に現物株を買いました。こんなことを言うと嫌われるかもしれませんが、賢そうに振る舞っている素人が『日経平均1万円割れ』なんて言い出したら底打ちのシグナル。1万6000円の節目を割ったこともあって、そろそろ底だろうと考えました。買ったのは内田洋行ですね。休校中は学校向けの什器を入れ替えて納品するチャンスだと考えたためです」

大底のとき、イメージが湧いたのはREITだった

 しかし、このときの本命はREITだった。 「大型株を狙おうと思ったのですが、『今、買われる銘柄は? トヨタか? JTか?』と考えてもイメージが湧かなかった。それよりもREITのほうがイメージしやすかったんです。コロナでホテルや商業施設はダメだろう。でも住居は相変わらず必要とされる。地方へ脱出する人がいても、賃料が多少下がる程度だろう、と」  であれば狙い目はマンション系のREITだ。 「REIT全体の下落につられて、マンション系も下がっていた。3日間くらいに分けてマンション系REITを5000万円分、買っていきました。スターツ、ケネディクス、コンフォリア、大和証券リビングなどです」  買いの根拠となったのは? 「現物の不動産であっても東京都心だと利回りは3~4%ほど。なのに、小口で投資でき流動性の高いREITの利回りが5%を超えていたんです。これはおかしい。REITを運用するプロが悲観していたってことです。ならば、底打ちなのかなと僕は思った」  5000万円分を仕込み終わった翌日、REIT市場は反発を開始。かぶとーきょー氏は早々に決済し、1週間足らずで1000万円の利益を手にした。まさに爆益だ。 「本当はもっと引っ張りたかったですが、自分はもともと現物不動産を保有しているので、ポートフォリオが不動産に偏りすぎる懸念を感じたのでキャッシュに戻したんです。そこからは一転して現物株です。普段から『押したら買いたいリスト』を作っていたので、それに従って買っていきました」
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通信インフラ、対コロナ事業、EC決済系銘柄に活路あり!
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