東大卒の注目若手トレーダーが見抜いた「仮想通貨トレーダーの6分類」とは?

雑な指値を入れる「おじさんタイプ」

 この「ヒゲキャッチ」戦術なら、BOTではなく手動発注でもできる。同様に、雑に指値を入れる「おじさんタイプ」狙いの手法も裁量で再現可能だ。 「現在値より少し上の価格に、通常よりも大きな売り板が長時間見えていれば、おじさんタイプが放置した売り指値だと予測します。価格が上がってきても、いったんはその指値で止められますが、その板が食われ始めたら自分も食う(買う)。おじさんの板を突破して、勢いよく上がったところで利益確定です。理想は最後の最後に板を食うこと。そうすれば、おじさんの板を突破することがほぼ約束された、確度の高いトレードになりますから」  難易度は高いが即効性のある板読み術、試してみよう。

あずまっち流仮想通貨トレーダーの6分類

◆おじさんタイプ 細かいことを気にしない。大ロットでも成り行きで乱暴に買っていく格好のカモ ◆ギャンブラータイプ レバレッジ大好きでロスカットを食らうことも頻繁。彼らのロスカはチャンス ◆サラリーマンタイプ 社畜投資家。勤務中は相場が触れないため急変しても指値を放置し餌食となる ◆初期投資家タイプ ガチホで資産を増やした古参だが取引はヘタ。彼らの現物大量処分は変動要因に ◆初心者ボッタータイプ BOT初心者。プログラムが甘いため相場にワンテンポ遅れて動くのでカモになる ◆大口アルゴタイプ 大口でBOTを走らせる強敵。相場を動かす「仮想通貨版・日銀」のような存在 ●あずまっち流仮想通貨トレード (1)市場参加者を分類し誰を狙うか決める! (2)ギャンブラーのロスカットは好機! (3)大口アルゴには逆らわず順バリ ●サルマネ度 ★☆☆☆☆ 【あずまっち氏】資産 2億円/投資歴:3年 主な投資手法:自動売買、長期取引 主な投資先:ビットコイン、アルトコイン、草コイン コロナ相場の戦績:1億円超 10歳にしてオンラインゲーム内のアイテム売買で100万円を稼ぐ。東京大学入学後、’17年より仮想通貨取引を開始。100万円の元手を3か月で3000万円に。自動売買と裁量を駆使し昨年には年間で1億円を稼ぐ若手トレーダーの最注目株。ツイッターは@azuma_bitcoin <取材・文/高城 泰(ミドルマン) 池垣 完(本誌) 秋山純一郎(本誌)図版/ミューズグラフィック ※チャート素材はTradingViewより>
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