このままでは新型コロナでこれだけの死亡者が出る可能性も。今わかる数値で数学教育者が推定してみた
都道府県ごとの最終死亡者数の推定値
【市中感染者数が判明分の2倍の場合】
全国39110人(最小ケース3423人)
北海道144人/青森県4人/岩手県0人/秋田県2人/宮城県12人/山形県17人/福島県16人
新潟県11人/富山県35人/石川県37人/福井県17人
栃木県7人/群馬県19人/茨城県23人/埼玉県113人/千葉県102人/東京都2011人/神奈川県189人
山梨県8人/長野県10人/静岡県11人/岐阜県20人/愛知県61人
三重県6人/奈良県12人/大阪府192人/和歌山県9人/滋賀県13人/京都府45人/兵庫県83人
鳥取県13736人(1.2:5230人、0.8:1人)/島根県11629人(1.2:6347人、0.8:1人)/岡山県3人/広島県24人/山口県5人
德島県1人/香川県10340人/愛媛県7人/高知県10人
大分県8人/福岡県76人/長崎県2人/佐賀県11人/熊本県6人/鹿児島県2人/宮崎県2人/沖縄県19人
図の中の数値で、鳥取県、島根県、香川県は実効再生産数(の最頻値)が大きいので数値が突出していますが、先ほども述べたように、実際は、鳥取県の実効再生産数の90%信頼区間は0~4.4、島根県は0~3.2、香川県は0~3.5のように幅が広いので最頻値だけでは正確な値は出ません。
特に、鳥取県は新型コロナ対策に成功している県と言われていますから、実際のところは最頻値周辺でなくもっと小さい可能性があります。そこで、参考として鳥取県と島根県は実効再生産数が1.2の場合と0.8の場合も記載しておきました。特に、鳥取県の場合は0.8よりも少なくなれば、今後死者は出ない可能性があります。香川県については、実効再生産数が0.8の場合を参考値として記入しておきました。さらに、全国の人数の「最小ケース」とは、この3県の実効再生産数を0.8とした場合の数値です。
このようにブレの大きい地域があることから、日本全国の最終的な死者数の予想は困難になります。
市中感染者がもっと多い場合の最終死亡者数
【市中感染者数が判明分の10倍の場合】
北海道610人/青森県16人/岩手県0人/秋田県9人/宮城県49人/山形県78人/福島県103人
新潟県44人/富山県148人/石川県151人/福井県70人
栃木県31人/群馬県80人/茨城県94人/埼玉県455人/千葉県409人/東京都9003人/神奈川県807人
山梨県32人/長野県43人/静岡県47人/岐阜県82人/愛知県246人
三重県26人/奈良県49人/大阪府756人/和歌山県36人/滋賀県55人/京都府184人/兵庫県333人
鳥取県13736人(1.2:5233人、0.8:5人)人/島根県11635人(1.2:6369人、0.8:37人)/岡山県12人/広島県99人/山口県18人
德島県3人/香川県10361人(0.8:43人)/愛媛県31人/高知県42人
大分県35人/福岡県303人/長崎県9人/佐賀県51人/熊本県23人/鹿児島8人/宮崎県10人/沖縄県76人
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