各国の宰相が補償など国民に寄り添う姿勢をSNSで発信する中、紅茶を嗜み愛犬と遊ぶ動画を配信した我が国の宰相

安倍さんがしてること

安倍さんがしてること

日曜の朝に腰を抜かした

 薬局に行ってもマスクがない、スーパーに行っても消毒液がない、Amazonを見ても全部品切れ。だけど、SNSをチェックすると、靴下を4回切ってマスクを作る方法や、炊飯器を使ってマスクを消毒する方法など、こんな時こそ役立つ生活の知恵みたいな情報が流れてくるので、SNSをなるべく頻繁にチェックしているのですが、日曜の朝、誰かがリツイートした安倍晋三総理のTwitterを見て、僕は腰を抜かしました。  このツイートを見て、僕がまず最初にやったことは、「これ、スクリーンキャプチャーじゃなくて、引用リツイートだよな。公式バッヂがついているっていうことは、これ、本物のアカウントだよな。なりすましじゃない。えーっと、安倍晋三のアカウントから見てみるか。クリックして、スクロールして、えーっと、あるねぇ。本物だねぇ。これ、本当に安倍晋三のツイートだねぇ。えっ? マジ? マジで本物なん?」です。前々から無能な為政者だとは思っていましたが、もはや「確認が必要なレベルの無能」だったので、日本は本格的に終わった可能性があります。  まず、この一件に関して、星野源さんには心から同情しています。こんなに酷い巻き込まれ事故はあったものではありません。  星野源さんは、安倍晋三総理に利用される前から、外出自粛でストレスが溜まっている皆さんを励ますために、あるいは、今日も現場で働いている人たちを元気づけるために、自らをフリー素材化させて、このような発信をしていました。星野源さんは芸能人ですから、テレビやCMに出演することでお金を稼いでいる人です。だから、みんなのために無料で楽しめる動画を出すというのは「社会貢献」や「ボランティア」であると言えますどこぞの仕事をしない無能な議員より、よっぽど社会の役に立っていると言えますが、今回、そんな星野源さんの人気に安倍晋三総理があやかろうとしてきたばっかりに、このたびの大事故は起こりました。  まさか安倍晋三総理にこんな使われ方をすることなんて想像もしていなかったと思うので、星野源さんは何も悪くありません。それだけは冒頭に申し上げておきたいと思っております。

布マスク2枚の無能がまったり茶をしばく光景

優雅に紅茶を嗜む姿にネットも怒り爆発

優雅に紅茶を嗜む姿にネットも怒り爆発

 こうしている今も、医療現場はバタバタしながら、人々の命を守るために一生懸命動いています。そして今、自粛を求められている飲食店や旅行代理店などは倒産しないように資金調達を画策しています。  マンガ喫茶が営業を自粛したことで、ネットカフェ難民と呼ばれる人たちが外に放り出され、テーマパークでアルバイトしていた人たちは生活に困り、入手が困難になってしまったマスクや消毒液を求めて、売り出されると噂に聞いた薬局の前に長蛇の列を作る。普段なら100円ほどで買えるはずの精製水が手に入らず、吸入器などを使っている人が困っている。みんな、生きるために必死です。  まさに今、政治家たちがその真価を問われているタイミングで、安倍晋三総理がアップした動画は、国民に外出を控え、医療現場の負担を減らしてほしいというメッセージのようなのですが、その動画の内容があまりに酷すぎるのです。
愛犬と戯れる画

複数のアカウントがなぜか「安倍の犬見て元気出た」とまったく同じ文言で擁護ツイートするという現象も見られた

 愛犬と戯れ、茶をしばき、本を読み、テレビをザッピングする。引退した政治家が「新型コロナウイルスに罹りたくないからねぇ」と言って、別荘で余裕ぶっこいた生活をしているというなら、僕たちも何も言いません。  安倍晋三総理は、現職の国会議員であり、その国会議員のトップに立っている「総理大臣」という役職なのです。野党の末端議員でもありません。ほとんど感染者が確認されていない対岸の火事のような国ならともかく、まさに今、感染者が爆発的な広がりを見せようとしているタイミングで、紅茶なのかコーヒーなのか知りませんが、足を組みながら、まったりとシバいている場合じゃないでしょうが!  安倍晋三総理は、このツイートの中で、医療従事者たちが「今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘してくださっている」と言っているわけです。医師や看護師は過酷を極める現場で奮闘している。一方、総理大臣である安倍晋三大先生は、茶をしばいて「まったり」とした休日をお過ごしになっていらっしゃるわけです。  もちろん、安倍晋三総理は医師ではないので、病院でできることなんてありませんが、国会でできることはたくさんあるはずです。  これから感染者が広がってしまった場合には、ますます医療現場が混乱してしまうわけですから、無症状や軽症の患者を隔離する方法を考えなければなりませんし、そのためには積極的な検査が必要です。PCR検査の数には限界があると言われているわけですから、抗体検査のキットなどを併用し、どう封じ込めるのかを考えなければなりません。  今、飲食店をはじめ、スポーツジムやパチンコ屋さんなど、さまざまな業界に自粛を求めていますが、自粛の期間だって、少しでも短い方がいいのです。自粛の期間が長くなればなるほど日本の経済に致命的なダメージとなる可能性があるわけですから、自粛期間を少しでも減らすためには、とにかく検査をして、無症状や軽症の人たちも外に出さないことです。そうしないと、みんなの自粛が功を奏して感染者数を一時的に減らすことができても、活動を再開すれば再び感染者が増えてしまうので、何度も何度も自粛を繰り返さなければならず、結局、自粛している期間が長くなってしまうからです。  それこそ大企業優先で日本経済を回していくのだとしても、自粛している真っ最中に車を買う人はいないのだし、自粛している真っ最中に旅行に出かける人もいないのですから、結果的に大企業も儲からなくなってしまいます。大企業様向けの経済最優先のアベノミクス政策を継続するにしても、新型コロナウイルスの封じ込めに成功しなければ、大企業さえ存続が危ぶまれるというものです。安倍晋三総理には本来、茶をしばいてまったりする時間すら与えられていないのです。 茶を飲んで寛ぐ安倍総理 茶を飲んで、「はぁ、いろいろ飲んできたけど、結局、ダージリンが一番うまい!」(言ってそう)じゃないんですよ。この時期、自転車操業の末端ライターの僕ですら、こんなにまったりとコーヒーを飲んでいません。乱雑に山積みされた資料の少しだけ平らな所に絶妙なバランスでコーヒーを置き、集中力が切れそうになったタイミングで少しだけ口に含み、オラオラオラと原稿を書いているのです。俺より暇じゃねぇか、日本の総理大臣! 読書する安倍総理 この時期に、何を足を組みながらまったり読める本があるのでしょうか。その本は、これから政府が打とうという新型コロナウイルス対策に何らか役に立つことが書かれているのでしょうか。役立つことが書いてあったら、わざわざ466億円もかけて、布マスク2枚なんていうクレイジー政策をお届けすることはないでしょうから、その本の中身が知りたいです。まさかとは思いますけど、どこかのデタラメおじさんが書いたWikipediaをまとめただけの本じゃないでしょうね! ザッピングする安倍総理 ザッピングしながら「この番組、政権批判ばっかりしてるなぁ。田崎史郎を出すように連絡しないとな!」じゃないんですよ。もし医療崩壊を起こしたら、今の致死率では済まされないわけですから、総理大臣はニュースもワイドショーも足を組みながら見られるよう状況じゃないでしょうが! もちろんドラマを見ている場合でもありませんからね!
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「撮影のため」じゃないくらい何もやってない⁉︎
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