エンタメイベントに欠かせない動画配信。若者に届かせるフォーマットは<ダメリーマン成り上がり道 #28>

映像や照明にもこだわり抜く

——正社員さんの目から見て、凱旋MCBATTLEのアップの仕方は何が違うんですか? 正社員:「ただただ、あげてく。男らしい感じなんですよ。凱旋MCBATTLEは3分の尺でやって、サムネの雰囲気も媚びてない。スピンオフ大会は全試合あげてなくて、いい試合しかあげてない。広告収入で自分のところにお金が入るかっていうと怪しいものがあるんだけど、振り切ってるんですよね。それを自分で計算してるかどうか知らないけど(笑)」 怨念:「あとは動画をぐちゃぐちゃにしないっていうのは心がけてます。YouTubeにあげるのはShibuya O-EASTとかZEPPとか、わかりやすくデカいところの試合。映像もお金をかけて綺麗なものしかあげないっていう」

朝から晩までMCバトルのことを考えている

正社員:「映像がスゴすぎて、最初にカメラ11台で撮影の値段いくらって聞いたとき、『こいつ馬鹿じゃねえの』と(笑)。 『なんでそんな無駄なことすんの?』と思ったんですけど、できた映像を見るとやっぱり凱旋のレベルがひとつ上がったっすね。  出ているラッパーもあんな映像であげられたら嬉しいし。ただ、そういうのも計算してるのかしてないのかわからないんですよ(笑)」 怨念: 「結構自分でも頭おかしいなと思うんですけど、朝起きてから寝るまで、MCバトルのことを考えている時間はめちゃくちゃ長いですね。どんなラッパーを呼んだら面白そうとかもそうですけど、映像とかも。  カメラを11台入れるっていうのも、せっかく初めてZEPPでやるから、映像も妥協したくないなと。照明もスゴく考えて、いろいろ話して。YouTubeにあげると決めていたので、どうせならよさを全部伝えられるようにカメラの台数もほしいなと思っていました」  天井知らずの急成長を続ける凱旋MCBATTLE。次回は、23歳で成功を収める怨念JAPを支える、家族の秘話をお届けします! <構成/HBO編集部>
戦極MCBATTLE主催。自らもラッパーとしてバトルに参戦していたが、運営を中心に活動するようになり、現在のフリースタイルブームの土台を築く
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