学歴なしでも過酷な競争を勝ち抜いた人、「自由があるだけマシ」と言う脱北者、短命に終わったKpopアイドル……。それぞれが見る韓国社会

ほとんどが短命に終わるK‐POP歌手のその後

元太四子のキム・ヒョンジュン

密着番組で、引退後の生活を赤裸々に公開した、元太四子のキム・ヒョンジュン。視聴者もゲストもその「普通」ぶりに驚きの声を上げた

 日本でもK-POP人気に火がついて約10年。その間、数えきれないほどのグループが登場したがその寿命は短く、いつの間にか解散したグループも少なくない。あれほどキラキラと輝いていた彼らはどこで何をしているのか?  日本にK-POPグループの紹介事業をしている人物によると、「大多数は一般人に戻り、会社員になったりアルバイトをしている」という。  ’90年代から’01年にかけて韓国で爆発的人気を誇った男性グループ「太四子」の主要メンバーが引退後、半地下生活を経て食品宅配の仕事をする様子が放映され話題にもなった。中にはソロや俳優、音楽プロデューサー、「中古アイドル」として再起を図るケースもあるが、元の人気がなければ不可能。コンテンツ産業が隆盛する裏には、こんな犠牲も多くあるのだろう。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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