さいたま市、マスク配布対象から朝鮮幼稚園を除外。子どもの命を軽視する名ばかり「子ども未来局」の愚

名ばかりの「子ども未来局」

抗議する保護者や関係者たち

さいたま市子ども未来局の金子博志局長に抗議する保護者や関係者たち(保護者提供)

 保護者たちは、さいたま市子ども未来局の部長、課長、参事たちに対し、決定権者は誰なのかを聞くと、同局の金子博志局長であると答える。そうであれば、局長に直接抗議文を提出したいと申し出ると、局長は予算委員会で応対出来ないと言う。「局長を出せ」、「判断は覆せない、局長との面会は約束できない」の押し問答が長時間に渡り続いた。  午後7時過ぎ、予算委員会終了後の記者会見に応じていた金子局長との直談判にこぎつけた保護者らは、同局長に直接抗議。同局長は抗議文を受け取り、「再考する」と保護者らに返答した。  本年度の第43回日本アカデミー賞において、埼玉県を題材にした「翔んで埼玉」が各賞を席巻した。これにより埼玉県に対する世間の注目度が大きく増したのだが、今回のさいたま市の基本的な人権や人道的な配慮を著しく欠いた決定には、大きく失望した。  とんださいたま、である。 <取材・文/エリオット根須  写真/保護者提供>
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