COVID-19が猛威を振るうイタリア。感染経路にまつわる謎が話題に

11の自治体が封鎖に

 現在、ロンバルディア州の10の自治体(5万人)とベネト州で1つの自治体(4000人)が出入り禁止となって封鎖されている。一部市民の間では、最初の感染者が出た時点で即座に感染地域を封鎖すべきであった、という意見がある。何しろ、入院してから最初の3日間彼は隔離されていない状態だったという。この不備から、その病院で数人の医師と看護師も感染したのである。(参照:「El Confidencial」)  ミラノのマルペンサ空港では23日の日曜はメインのターミナルには100人程度の利用客を見かける程度であったとスペインデジタル紙『OKDIARIO』の記者が報じた。また、乗客には飛行機から降りた時点と搭乗の時点で体温を検査し、マスクを常にすることが義務づけられていると伝えた。  市民保護協会の説明によると、イタリア各地の軍本部内でベッドが用意され、その数は数千台。また陸軍は3412台のベッド、空軍は1750台のベッドをそれぞれ用意したそうだ。(参照:「Cope」) <文/白石和幸>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
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