菅義偉官房長官は定例の記者会見で、来週(2月17日の週)には、官民一体の体制で一定の供給が出来る見通しが出来たと発表している。しかし新型コロナウィルスの更なる感染拡大に、花粉症シーズンまでは重なるなか、マスク自体の絶対量は不足するであろうし、ドラッグストアやコンビニ等に一定数の供給がなされたとしても、我先に購入しようとする人々が殺到するなか、相変わらずマスクを購入できない人たちも出てくるだろう。
これは筆者の私見ながら、全国のパチンコ店では、3月の総付景品としてぜひマスクを配布してほしい。勿論、過剰な買込み等は避けて然るべきであるが、パチンコ店に訪れる高齢ユーザーらに再配布するという目的であれば、一定数の買込みは社会悪ではない。
総付景品としてだけではない。例えばパチンコ店の中には来店ポイント(1来店1ポイントで、ポイント数に応じて景品を獲得できるサービス)という制度を取り入れているお店も多くあり、パチンコ店に客が来店するたびに、1ポイント景品としてマスクを1枚配布するという方法もあると思う。
そもそも災害備蓄品としてのマスクや飲料水は、備蓄品のローリングストック(災害備蓄品等の劣化を避けるため定期的にストックを放出し新たに買い入れること)として、総付景品や来店ポイントとは別のサービスカテゴリーで配布することも出来るはずだ。
昨年の台風19号の被災時には、ホールを避難所として開放したパチンコ店も注目を集めた(参照:”台風19号の中、注目されたパチンコ店のツイート。知られざる防災拠点、災害避難所としてのポテンシャル”|
HBOL)パチンコ店は「災害」に強い、という証明をすべきだ。
<文/安達夕>