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日本語しか話せない9歳の妹を「在留不可」とする入管法のおかしさ
日本語しか話せない9歳の妹を「在留不可」とする入管法のおかしさ
2020.02.07
樫田秀樹
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外国人の人生を狂わせる入管法を変えたい
ダクシニさんは今、奨学金の受給、授業料免除、そしてアルバイトで生計を立てている。だが留学生の場合、「アルバイトができるのは週28時間まで」と決められている。時給1000円だとしても、月に12万円いくかどうかだ。 さらにダクシニさんはその一部を、スリランカにいる両親に仕送りしているという。両親は国に帰ってはみたものの、就労の厳しさという現実に直面しているのだ。 入管には「経済的に不安定だから定住者ビザが認められない」と言われたが、入管こそがダクシニさんを「経済的不安定にさせた」張本人ではないだろうか。 ダクシニさんには願いがある。まずは「日本語しか話せない妹を日本に呼び寄せること」。そして「外国人の人生を狂わせる入管法を変えて、一般市民の意識を啓蒙し、在留資格のありかたを変えていくこと」だという。 <文・写真/樫田秀樹>
樫田秀樹
かしだひでき●Twitter ID:
@kashidahideki
。フリージャーナリスト。社会問題や環境問題、リニア中央新幹線などを精力的に取材している。
『悪夢の超特急 リニア中央新幹線』(旬報社)
で2015年度JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞を受賞。
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