伊方原発の重大インシデントで「臨界」はあり得ずとも、軽視してはいけない決定的な理由


制御棒クラスタと駆動装置、炉心上部構造物の位置関係

制御棒クラスタと駆動装置、炉心上部構造物の位置関係 緊急時には、駆動装置の電磁石への通電が止まり駆動装置の電磁石が消磁することによって制御棒駆動軸は、重力落下する。これはBWRと異なり受動安全性に優れた高信頼のシステムである。 定検時にも駆動軸の電磁石への電力供給は止まっており、人間による解結作業によって制御棒クラスタと駆動軸は分離している。今回、制御棒クラスタ1本が、駆動軸から分離せずに上部構造物と一体になって炉心から引き抜かれた 伊方発電所3号機制御棒挿入性の評価における応答倍率法の適用性2009/12四国電力より引用