朝鮮学校の児童に、JR十条駅が制作したポスターが訴える社会の在り方
ヘイトスピーチの「最前線」であるJR十条駅
ヘイトに晒される学童を見守る駅員たちの存在
そんな事が何年間も、何年間も繰り返されてきたし、駅をよく利用する筆者自身も直接目撃している。
そして、十条駅の駅員らもこの光景を見続けてきたはずだ。
一枚のポスターに、それを製作した個々の駅員が、言葉で書いた事以上の思いを込めたかどうかは筆者は知りようがなく、直接聞くつもりもない。
ただ口汚い大人たちの罵詈雑言の中を、小さな体をもっと小さく丸めながら駆け抜けていく子ども達の日常を、出来得る限りの慈しみをもって見守ってくれている駅員がいる。
一枚のポスターが、社会の在り様を雄弁に語っているように思えてならないのだ。
<文/安達夕>Twitter:@yuu_adachi
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