100万円の元手&まったくの初心者から「生涯賃金分の2億円」を貯めた男の17年間

 100万円の元手を株式投資で2億円に増やした兼業トレーダー・弐億貯男氏。その手法は、目標達成まで17年間にわたり元本を増やし続け、その間の追加入金ゼロと、堅実! 着実!! 全サラリーマンが実行可能な投資スタイルで2億円を貯めた男が過ごした17年間の軌跡に迫る。

17年の“兼業”中長期投資で目標2億円稼ぐまでの道のり

「’02年に株式投資を始めたとき、『’20年までに、サラリーマンの生涯賃金の2億円を稼いで、セミリタイアする!』という目標を立てました」
弐億貯男氏2億円達成までの道

元金200倍増!? 弐億貯男氏2億円達成までの道

 そう振り返るのは、元金100万円から目標の2億円まで増やした凄腕個人投資家の弐億貯男氏だ。驚くことに、目標を2年近く早い17年間で達成した上、この間の追加入金が一切なかったという。特筆すべきは、彼は今も日中、会社勤めを続ける兼業トレーダーということだろう。ただ、当初は、投資はおろか、ギャンブル経験さえない正真正銘のビギナーだった。 「目標達成のためには年30%ほどの複利が必要なので、今、考えると、とんでもない計画を立てたものです(苦笑)。そもそも、大学時代はもちろん、社会人になってからも経済に疎かったんです。会社に入って3年目、たまたまニュースを見ていたら、日経平均がバブル後最安値更新と連日報道していて、『そんなに安いのなら儲かりそうだな』と、証券口座を開設しました。ギャンブルをしたこともないくせに、なぜか『素人でもできるのでは?』と思ったんです(苦笑)。当時、営業職で忙しく、『もし億単位で儲かったら、早く仕事を辞めてセミリタイアできるな』なんて考えてました。株式投資は、独学で勉強。初心者向けの入門書を買って……というレベルでしたね」

目標に設定した2億円のもう1つの意味とは?

 目標額の2億円には、「サラリーマンの生涯賃金」のほかにも理由があるという。投資初心者とはいえ、弐億氏の堅実な投資スタイルが垣間見える。 「貯金が250万円あったのですが、厳密には、最初の元手は100万円です。当時は結婚前で、今の奥さんから『余裕資金で始めること』『資金は100万円まで』と言われて、’02 年10月に投資を始めました。その後、’03 年8月から投資の収支を記録し始めて、2億円という目標を立てました。サラリーマンの生涯賃金だからというのもありますが、2億円のうち1億円を利回り4%の株に投資すれば、不労所得だけで暮らしていける。残り1億円のうち5000万円を値上がり益狙いの株式投資、5000万円を貯金しておこうかと考えたんです」
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兼業トレーダーの悩みから生まれた現行スタイル
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