練馬区賀詞交換会。左端が菅原一秀・前経産相の公設秘書
としまえん内で1月7日、地元政治家と区民が懇談する練馬区賀詞交換会(区・区議会主催)が開催された。
カニやメロンや香典などを有権者に贈った買収疑惑報道を受け辞任した菅原一秀・前経産相も、例年参加しているという。
会場で配布された式次第には、今年も菅原氏の名がしっかり入っている。
練馬区賀詞交換会の式次第
ところが式典が始まり来賓が壇上の席に並んでも、そこに菅原氏の姿はなかった。「菅原一秀」の名札を付けた、別の男性が壇上で着席している。菅原氏の公設秘書だ。
来賓紹介で自民・公明・立民・共産・都民ファースト各党の都議会議員が紹介されても、菅原氏は呼ばれず。全ての来賓が紹介された最後に、鈴木隼人衆議院議員とともに「欠席のため代理の方が出席」として紹介された。
区長や区議会議長の挨拶などが済むと、会場では来賓の政治家たちと区民が入り混じって立食会。菅原氏本人不在のまま、菅原氏の似顔絵をプリントしたスタッフジャンパーを来た秘書ら4人が、区民たちのテーブルを回って挨拶していた。
開場では料理が振る舞われカニご飯が大人気
筆者とジャーナリストの鈴木エイト氏は秘書たちに菅原氏欠席の理由を尋ねたが、秘書たちは無視。記者も食事をしながら、挨拶回りをする秘書らの様子を観察した。女性秘書が、取材の邪魔をするために記者に体当たりをしてくる。その秘書が着ているスタッフジャンパーにプリントされている菅原氏のイラストは、ラグビーのユニフォーム姿だ。
区民に挨拶をして回る菅原氏スタッフ。手前はカニご飯とメロン。