男性の介護離職が増加傾向。約1割の企業で介護離職者が発生
今後、増加が見込まれる介護離職
「介護離職」という言葉を聞いたことがあるだろうか。働く人が、親族などの介護を理由に勤務先を退職することである。高齢化が進む中で、要介護認定者数も増加している。今後、団塊の世代が70代に突入することに伴い、ますます認定者数が増える見込みだ。
一方で、介護人材の不足は深刻である。このような状況下で、介護離職者の数もますます増えていくと思われる。企業がこれについてどう認識しているのか、またいかなる措置をとっているなのか、気になるところである。
東京商工リサーチ(TSR)が全国の企業を対象に実施した「介護離職」に関するアンケート調査(有効回答6545社)を元に、考えていきたい。(2019年9月12日~27日にインターネットによるアンケート調査を実施)
企業の1割で介護離職者が発生
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