「10万円以下」で始められるテンバガー(10倍株)候補ってある? 専門家5人に聞いてみた

人手不足やキャッシュレス決済のキーワード企業も

◆アルバイト・パートに特化した人材派遣 人手不足を追い風に売上高が急拡大 ツナググループ・ホールディングス 東証1部・6551 時価総額54億100万円 最低購入可能金額7万3600円 株価746円  外食やコンビニ向けを軸に、アルバイトやパートに特化した人材派遣業を展開。同業界では人手不足が社会問題化しており、時流に乗った銘柄と言える。また、売上高が急拡大していることや時価総額の規模、社長が筆頭株主であることなど「テンバガー達成条件」と一致。「今後何年も人手不足の恩恵を受け続ける会社!」(渡部清二氏) ◆外食向けの店舗管理システムを販売 キャッシュレス決済のスマホアプリを展開 ジャストプランニング 東証JQS・4287 時価総額64億4200円 最低購入可能金額5万700円 株価507円  外食業界向けの店舗管理システム「まかせてネットEX」の販売・運用が主力。同システムは、売り上げ、勤怠、仕入れや発注などをクラウド上で一元管理ができる。同システムを軸に、スマホ決済アプリなどの成長にも期待。知名度とともに同社の株価も飛躍すると予測される。「今後のテレビCMなどによる知名度上昇に期待!」(三井智映子氏) ◆エンタメ業界向け貸金業で成長 パチンコ大手向けの資金需要は旺盛 JALCOホールディングス 東証JQS・6625 時価総額183億1200円 最低購入可能金額2万1300円 株価213円  パチンコ、パチスロ業界向け貸金業と不動産事業が二本柱。同業界は衰退産業と思われがちだが、銀行融資が受けづらい業態のため、意外にも業界大手からの資金需要は高い。不動産事業の好調も併せて同社の業績は急拡大している。足元の株価は保ち合いから上放れの様相。「’17年3月期から3期で売上高、利益が4倍超!」(藤本誠之氏)

あの「メガネスーパー」もテンバガー候補!?

◆「メガネスーパー」をFC展開 改革断行で会社が変貌。新技術絡みの材料も ビジョナリーホールディングス 東証JQS・9263 時価総額136億3700万円 最低購入可能金額5万4200円 株価542円 「メガネスーパー」のFC事業が主力。以前のどん底状態から経営改革が進み、アイケアに特化した次世代型店舗が増加中。業績も順調に回復しているが、まだ時価総額は100億円以下にとどまっている。有機ELパネルを搭載したスマートグラスを販売するなど材料性も。「’18年は2030円まで株価が上昇した局面も!」(藤本誠之氏) ◆バッグや財布をデパートで販売! 「メイド・イン・ジャパン」を武器に業績拡大か スタジオアタオ 東証マザーズ・3550 時価総額104億4800万円 最低購入可能金額8万2100円 株価821円  自社ブランドの婦人用バッグ、財布などを販売している。製品の単価は決して安くはないが、今後メイド・イン・ジャパンブランドとしての価値や注目度が上がれば、業績、株価とも大きく伸ばしてきそうだ。「実際に株主総会にも参加し、経営陣のやる気を確認済み。ブランド力の向上とともに株価も再評価される公算大」(渡部清二氏) ◆卵黄成分由来のサプリを開発、販売 経口摂取可能な育毛サプリを開発! ファーマフーズ 東証2部・2929 時価総額201億2300万円 最低購入可能金額6万9300円 株価693円  卵黄成分を使ったサプリ、化粧品の開発、販売。中国や米国など海外向けにも販売が伸びていて、ここ数年で業績が急拡大。経口で摂取できる女性向け育毛サプリの開発に成功するなど開発力にも定評。業績拡大のペースに比べて株価は割安に放置されている印象。「大手医薬会社との提携で開発力がさらにアップ!」(渡部清二氏)
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