20代で4億円稼いだ若き凄腕投資家が教える「10倍ゲーム株」の見つけ方
’20年は投資イベントが目白押し。そんな“勝負の1年”に、どうチャンスを掴むか――。本誌は株、FX、仮想通貨という3ジャンルで今まさにノリに乗っている個人投資家の手法を徹底分析。サルマネ可能なノウハウを余すところなく披露する!
20代にして4億円以上を稼いだ株投資家の、かぶとーきょー氏。どのように短期間で資産を増やしたのだろうか。
「僕は株価が最低3倍、できれば10倍以上になる小型ゲーム株を狙うようにしています。株式投資自体はアベノミクス直後から始めたのですが、当時は鳴かず飛ばずでした。そこで、’17年に株に詳しい友人から株式市場のプレイヤー関係(どんな人が相場に参加しているのか)やIRの読み方を教えてもらい、なるべくトレードを本業にしている“プロ”がいないか、もしくは少ないフィールドで戦おうと思ったんです。小型のゲーム株は時価総額が小さく、業績次第ではテンバガーに化ける可能性があります。もともと僕はゲーム関連企業に勤めていたので業界に詳しいという面もあり、そういった銘柄に集中投資して資産を増やしました」
以来、彼が探すのはマザーズ以下の規模の小型ゲーム株のみだ。
「小型ゲーム株のなかでも探し出すのは、大型のゲームタイトルや話題作になりそうなゲームを複数リリースする予定がある銘柄です。人気タイトルかどうかはゲームの原作が強いIP(=知的財産)であるとか、有力なプロデューサーが携わっているかどうかで判断します。ほかにゲームセンターやトレードショップなどを実際に見て、そのゲームの関連グッズが人気かどうかも調べますね。つまり、投資判断はあくまでゲームが人気になるかどうか。その観点でこれまでで一番成功したトレードは’18年のエクストリーム(東マ・6033)。3億円近く稼ぎました」
具体的にはどのような手順で取引していったのだろうか?
「エクストリームは中国でも非常に人気のある『ラングリッサー』というゲームのスマホ版を中国で出すことを発表していました。中国では正式リリースの前年に先行登録とテストプレイ環境などを揃えるのですが、そのクオリティも確かだしIRでも開発の遅延情報はない。これはイケると思って徐々に買い増していき、正式リリース後には中国のゲームアプリランキングをチェック。上位に食い込んでいればかなりの売り上げが見込めるところ、初日から5位。そこで一気にフルレバの信用取引で勝負をかけました」
トレードPoint① エントリー 中国でゲームがリリースされるのを見越して仕込む
中国で「ラングリッサー」のリリースが控えていたことから7月中に買い増し。リリース当日のランキングを見てさらに買い増し計6000万円分を購入
トレードPoint② 利益確定 中国のアプリランキングでの上昇推移を見て利確
「中国のトップセールスランキングで2位になったら売る」と決めて一気に利確。株価は6000円前後(当時は株式分割前で1万2000円前後)で、2週間で約6倍の値幅をゲットした
スマホゲームの株価はゲームの人気具合から分析できる
正式リリース前の先行登録などをチェック
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