クリスマスはパートナーと過ごす人が過半数。男女でプレゼントの予算に差

プレゼント「もらう相手はいない」が6割超

 今年のクリスマスにプレゼントをもらう予定の相手を聞いたところ、全体では「もらう相手はいない」(60.5%)と回答した人が最も多く、次いで「パートナー(配偶者・恋人など)」(23.1%)となった。最初の調査では誰かと過ごす割合が高かったので、少し意外な結果ではある。しかし、そもそも一人で過ごす予定の人、子どもが大きくなった家庭や、すでに慣れ親しんだパートナー同士などを含めたらこんなものなのかもしれない。  ちなみに 性年代別では、20代女性では「パートナー(配偶者・恋人など)」(46.1%)と回答した人が最も多かった。  プレゼントを贈る予定の相手を聞いたところ、全体での1位は「贈る相手はいない」(41.9%)、2位が子ども・孫」(29.9%)、3位は「パートナー(配偶者・恋人など)」(24.0%)となった。 一般的にプレゼントは、パートナーや孫など特別な相手にのみ贈るものであるようだ。

プレゼント予算には男女で4000円の差が

 クリスマスプレゼントを贈る予定があると回答した人に、予算金額(1人あたり)を聞いたところ、「親(義理を含む)」への平均予算は10766円、「子ども・孫」への平均予算は6414円となった。  また、「パートナー(配偶者・恋人など)」への平均予算は14107円と最も高かった。傾向として、親や子ども・孫よりも、パートナーにお金のかかるプレゼントをするようだ。それだけ特別に思っているということなのだろうか。  興味深いのは、「パートナー(配偶者・恋人など)」への平均予算を男女別にみると、男性が15700円に対して女性は11761円で、約4000円の差がみられた。これは男性の方が女性のことを大切に思っているということを意味しているのか。あるいは、それだけ自分を特別視してほしいという男性側の心理を表しているのだろうか……。  もう少し広い視点でみれば、そもそも男性の方が女性より賃金をもらっているという事実がある。G7の中でも、日本の男女間賃金格差は最も高く、その差は24.5%もある。そのため、まだまだ男性がデート代を出したり、高いプレゼントを贈ったりするという意識が根強いのかもしれない。  もっとも、そんなことを言う私はクリスマスを一人で過ごす予定なのだが……。 <文/田中宏明>
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