メキシコの凶悪カルテル、警官4人を誘拐し処刑。尋問シーンが動画でSNSに

抗争の発端はパイプライン抽出の闇ビジネス

 グアナフアト州は石油のパイプラインから石油を抽出するのが闇ビジネスとなっていた。それで稼いでいたのが地元のカルテルサンタ・ロサ・デ・リマであった。ところが、それがうまい商売だと見たハリスコ・ヌエバ・ヘネラシオンが割り込んで来た。その影響で同州の犯罪は急増。今年に入って同州では現在まで63人の警官が殺害されている。(参照:「Milenio」)  同州の警官の数は3185人。治安維持には警官がまだ不足しているとして警官の給与も2万ペソ(11万6000円)まで上げた。警官がカルテルに癒着するのを防ぐためである。(参照:「El Periodico」)  またCJNGが急激に勢力を拡大しているのを観ている他のカルテルはシナロアをリーダーとしてCJNGに対抗する構えを見せるようになっている。今後の展開が注目される。 <文/白石和幸>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
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