「どんな時に体調が悪化するのか、具体的事例の共有」が必要
どうすれば難病の人と一緒に働きやすくなるか聞いたところ、一般の社会人でも人事・総務関係者でも「どんな時に体調が悪化するのか、具体的事例の共有」が最も多かった。上司や同僚、部下としてどのような配慮が必要なのか分かれば、一緒に働きやすくなるだろう。
またIBDの患者さんが仕事を続けていくためには、「仕事中にトイレに行きやすい」「食事会で食べ物・お酒を断りやすい」といった環境が必要だ。
自分の職場がそのような条件に当てはまるかどうか聞いたところ、「トイレに行きやすい」については、人事・総務関係者の52.4%が「本人の希望があれば問題なく対応可能」と回答。24.4%も「病気の開示があれば対応可能」と答えた。
「食べ物・お酒を断りやすい」についても、59.2%が「問題なく対応可能」、19.2%が「開示があれば対応可能」と答えている。上司や人事・総務関係者に相談すれば、働き続けるために必要な配慮をしてもらえる可能性が高いことがわかる。
<文/HBO編集部>