日本カジノの利権を握るであろう運営会社はどこが濃厚なのか?

官邸(菅官房長官)に近いハードロック・インターナショナル

 官邸(菅官房長官)主導である北海道(苫小牧)のカジノ運営会社として名前が挙がっているは、ハードロック・インターナショナル。名前の通りあのハードロックカフェを運営している会社だ。カジノホテルも運営しているが、規模は小さく実力は未知数である。つまり北海道(苫小牧)もハードロックもまだまだ「当確」ではない。    ちなみにその苫小牧のカジノ予定地の隣には、森トラストが広大な土地を保有している。その政治力が、いまだカジノ誘致を検討しているにすぎない北海道・苫小牧を有力候補に押し上げたと考えられる。  一部の週刊誌が、東京オリンピックのマラソンと競歩が突然に北海道に移されたのは、このIR誘致と関係があるように書いているが、カジノは米国資本、オリンピックは欧州貴族の利権で何の関係もない。 <文/闇株新聞>
‘10年創刊。大手証券でトレーディングや私募ファイナンスの斡旋、企業再生などに携わった後、独立。証券時代の経験を生かして記事を執筆し、金融関係者・経済記者などから注目を集めることに。2018年7月に休刊するが、今年7月に突如復刊(「闇株新聞」)。有料メルマガ配信のほか、日々、新たな視点で記事を配信し続けている。現在、オリンパス事件や東芝の不正会計事件、日産ゴーン・ショックなどの経済事件の裏側を描いた新著を執筆中
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