「女性が家事をすべき」と考える男女がいまだに1割。その理由とは?

イライラする瞬間「相手が分担を守らない」「細かい要望を出される」

 また、家事に関することでパートナーにイラっとした瞬間を聞いたところ、男性からは「疲れている時に家事を頼んでくる」(茨城県/40代/会社員)、「細かい要望を出された瞬間」(埼玉県/40代/会社員)といった回答が寄せられた。  食器の洗い方や洗濯物の畳み方にこだわりを持つ人は少なくない。しかし相手に事細かに注文すると、うるさいと思われてしまうのかもしれない。  他には、「自分だけがやっているみたいなことを主張したとき」(愛知県/50代/会社員)という人もいた。この男性のパートナーは、男性の負担が少なく、自分ばかりが家事をやっているように感じたのかもしれない。  一方、女性たちは、「やるなら最後までやってほしい」(兵庫県/30代/公務員)、「分担を守らないこと」(新潟県/30代/会社員)、「自分はやっていると強調し、感謝を述べて欲しいと言ってくる」(岐阜県/20代/公務員)といったことにイライラしているようだ。  家事の途中で放り出してしまったり、分担を守らなかったりすると相手に怒りが湧くのも仕方がない。また、協力し合うのが当たり前なのだから、ことさら感謝するように言われるとムカついてしまうのだろう。

家事は「気付いた人がやればよい」が男女ともに7割以上

 最後に家事は誰がやるべきか聞いたところ、男性の76.3%、女性の71.6%が「気付いた人がやればよい」と答えた。しかし男性で「パートナー」と答えた人は13.2%、女性で「自分」と答えた人も11.3%に上った。いまだにおよそ1割の人は、家事は女性がするものと考えているのだろうか。  パートナーが家事をすべきと答えた男性に理由を聞くと、「パートナーの方が時間があるから」(埼玉県/40代/会社員)、「仕事で忙しいから」(滋賀県/50代/経営者・役員)だという。たとえ共働きでも、夫の方が忙しい場合には、妻が家事を担う家庭もあるのかもしれない。  逆に、女性で自分が家事をやるべきだという人の中には、「自分でやったほうが早いし段取りよく出来るから」(茨城県/30代/自由業)という人も。自分の方が得意だからといって、自分ばかりが家事をやっていては、相手はいつまでも経っても家事ができるようにならないだろう。  他にも、「時間的に家事ができるのが自分しかいないから」(兵庫県/20代/会社員)、「自分のやり方にこだわりがあるから」(福岡県/30代/公務員)といった声が寄せられた。 ◆参照:ゼネラルリサーチ <文/HBO編集部>
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