妻を虐げるくせに自分は不貞。モラハラ夫の自己中な下半身<モラ夫バスターな日々30>

多くのモラ夫は風俗通いをし、風俗嬢にもモラハラを行う

 モラ夫たちは、風俗通いを妻への裏切りとは考えていない。男には制御し難い性欲があり、その処理のためには、風俗は必要悪であると信じていたりする。  モラ度が高いと、風俗嬢に対しても、横柄で、自分勝手な行動をする。説教したり、ガシガシと苦痛を与えたりして風俗嬢からも疎まれる。多くの場合、風俗嬢とは恋愛関係にはならないので、不貞の場合のような変化は現れない。せいぜい、帰宅時に石鹸の匂いがしたり、小遣いがすぐになくなったりする程度である。したがって、妻が全く気づかないことも多い。 <注:家裁実務の通説では、売春や性交類似行為を含む風俗は、法律上の離婚理由に該当する。この点、「風俗は不貞ではない」(ので離婚理由にはならない)という誤った解説が流布されている。>  さて、冒頭の相談者の夫は、どの段階か。  朝帰りが増え、在宅時も上機嫌なので、おそらく、不貞相手との男女関係が始まったばかりの頃と思われる。モラ夫も相手方も、まだ結婚を考えていない時期だろう。やや手遅れ感もあるが、不貞を止めさせるとしたら、まだ間に合う可能性もある。  以上、モラ夫は、一般的に、女性関係にだらしない。男尊女卑の価値観から、男性の無思慮な性行動(性加害)が許されると信じているからであろう。  妻からすれば、モラハラで苦しめられ、さらに風俗通い、不貞までされるのである。まさに、踏んだり蹴ったりである。  モラ夫との結婚が不幸になる原因はここにもある。 <文/大貫憲介 漫画/榎本まみ>
弁護士、東京第二弁護士会所属。92年、さつき法律事務所を設立。離婚、相続、ハーグ条約、入管/ビザ、外国人案件等などを主に扱う。コロナによる意識の変化を活動に取り込み、リモート相談、リモート交渉等を積極的に展開している。著書に『入管実務マニュアル』(現代人文社)、『国際結婚マニュアルQ&A』(海風書房)、『アフガニスタンから来たモハメッド君のおはなし~モハメッド君を助けよう~』(つげ書房)。ツイッター(@SatsukiLaw)にてモラ夫の実態を公開中
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