北朝鮮新型ミサイル登場で、「イージス・アショア」配備は本気で考え直す時期に来ている
萩と秋田を「狙いやすい的」にするイージス・アショア
イージス・アショア日本配備の経緯
イージスアショアは、全く役に立たないだろうね。
— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) May 1, 2017
合衆国の早期警戒システムは、その陸上の最前線がアラスカで、本土ははるか後方。イージスアショアは、その固定観念に引っ張られた誤った根本的に代物だろ思うよ。
ミッドコースディフェンスを、MRBM/IRBM落下領域に展開しても無意味。
後代、イージスアショアは、トンデモ兵器の仲間入りだろう。
— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) May 1, 2017
探知距離と、反応時間が最大の問題であるBMDミッドコースキルで、迎撃システムを後方に配備するのは根本的に誤っている。
— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) May 1, 2017
イージスアショアの致命的かつ根本的な欠陥。日本本土防空には全く役に立たないだろう。
アラスカと合衆国本土の関係ではないのだよ。
ところが同年8月17日に「新型」(実際には新規性皆無)と称してイージス・アショアの導入をすると報じられました*。これは2018年度予算概算要求の時期と合致します。そして「金額を明示しない「事項要求」とし、年末までに金額を確定させる」として概算要求**そしてなんと二カ所配備という話まで現れ***、常套手段であるなし崩しの既成事実化がすすみました。 <*陸上配備型イージス導入へ 日米防衛相会談で表明見通し2017/08/17朝日新聞> <**防衛省、5兆2500億円要求へ 北朝鮮対応、過去最大 来年度予算2017/08/22朝日新聞> <***陸上イージス、3つの課題 ミサイル対策強化 巨額コスト・迎撃力に限界・周辺国反発も2017/08/28 朝日新聞/”米ロッキード・マーチン社製のイージス・アショアは1基800億円で、2基で1600億円。1基あたり100人程度の要員も必要とされ、巨額の維持コストがかかる”(記事抜粋)。> この無意味な兵器に対する安倍自公と防衛官僚の執拗さと、固執から、私は、このイージス・アショア日本配備が日本防衛ではなく、合衆国の国益のためだけが目的であると断定しました。ここに日本の国益は皆無であり、外交もありません。あるのは、安倍晋三氏と取り巻きによる対米利益供与と地位保全(保身)であってまさに最悪の「安倍社交」です。欧州でのイージスアショアの配備は、実現するならば、旧東欧、トルコに配備して、ドイツを守るものになるだろう。
— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) May 1, 2017
ロシアの反発や、トルコ、ルーマニア国民の反発でお釈迦になりかねないが。
で、これはロシア、中東に対して前方配備なのでミッドコースディフェンスとして理にかなっている。
*イージス・アショア関連の過去15回分の記事については以下参照。
●"イージス・アショアは「無敵の超兵器」か「大いなる無駄」か?"
●"ミサイル防衛の現実を踏まえれば、イージス・アショア導入以前にやるべきことがある"
●"日本のMD強化に「THAADを排してイージス・アショア」という選択は正しいのか?"
●"米軍迎撃シミュレーションから垣間見える、イージス・アショア日本配備計画の「不自然さ」"|HBOL
●"「誰がためのイージス・アショアか?」配備地から導き出される、ある推論"|HBOL"
●"秋田と萩へのイージス・アショア配備こそ、日本を逆に窮地に追い込む「平和ボケ」"
●"朝鮮半島緊張緩和が進む中、日本の防衛政策はどこに向かうべきか?"
●"安倍首相「家から通えるイージス・アショア」答弁の無知と詭弁と恐ろしさ"
●秋田・萩へのイージス・アショア配備は現地を先制核攻撃に晒す危険性。図で検証してみた
●イージス・アショア配備に対する秋田県民の民意を踏みにじる「安倍社交」の愚
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