林市長(発言のまま):
太田先生、失礼しました。答弁漏れです。えっと、
お答え申し上げます。えー、
今回の、あのー、
入場者の、何人入って、ということでございますけど、これは各事業者さんが、えー、
この事業を想定するにあたって、えー、
中では、あのー、
想定して、事業の、事業の、まあ、
提案をしてきたと思いますけど、
これは、あのー、
こういう競合相手の方もいらっしゃるということで、まあ、
営業上のことだと思いますけど、これは公表できないということでございます。ということで、今、その数字を申し上げることはできません。 (以上、
赤信号)
答弁漏れを指摘された後の答弁であるが、林市長は
先ほどと同じ構造で質問に答えない。
まず、1段落目は論点をすり替え。
【質問】税収増の根拠
↓
【回答】税収増の提示過程
2段落目は
正当な理由なく答弁を拒否。
結局、
太田市議の質問(増収1200億円の算出根拠、増収1200億円を達成した場合のカジノの利用客数、利用客の損失、ギャンブル依存症になる患者数の見込み)には、一切答えてない。
市長が発表した税収820億円~1200億円の根拠
全く質問に答えなかった林市長に対して、太田市議は再質問する。
太田市議(発言の要約):今、話聞いて、ビックリしちゃった。多くて1200億円収入があると市長は記者会見でハッキリ言ったのに、「
数字はカジノ業者が言ってたんで、私が言ったんじゃない」なんて。じゃあ、なぜ業者がそう言っていたと言わない? あんた、メチャクチャじゃないか、言ってることが。それから、カジノの依存症患者がどれぐらい出るんだって聞いてるのに答えない。あなたは市立大病院とか色んな所に相談して、そういう患者が出た場合において対応すると言ったじゃないですか。じゃあ、カジノ依存症の患者が何人出るんだって聞いてるんだよ。すごい重要な問題なんだ。
この質問に対する林市長の答弁。
林市長(発言のまま):
これ、事業者へのヒアリングをですね、えー、
その根拠に基づいて、事業者さんのヒアリング等で行ったわけですね。ですから、根拠に基づいて算出されたものは確認してますが、していますから、
ちょっと、私の説明が申し訳ございません。
えー、
事業者から公表しないことを前提として情報提供いたしました。
✳︎答弁中、質問者の強い抗議があり、いったん中断
800億から1200億円ということを事業者からのヒアリングで・・・
✳︎答弁中、質問者の強い抗議があり、いったん中断
前出の2つの分析結果のスライドを見比べれば分かる通り、またしても同じ構造で質問に答えていない。まずは論点をすり替え、その後に正当な理由なく答弁を拒否している。
結局、林市長は以下のような趣旨の答弁をただ繰り返しているだけのように見える。
「カジノ事業者が根拠に基づいて出した数字をヒアリング等で横浜市は確認した。だが、その根拠は公表しない前提なので今は答えられない」
この答弁内容に全く納得できない太田市議は林市長の答弁中、議場に響き渡る大声で何度も抗議の声をあげ、答弁は何度か中断している。